金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

父ありき

父ありき       1942年

小津安二郎監督

物語

金沢の中学教師・堀川周平は、妻を失い、小学生の良平と2人で暮らしていた。そんな中、修学旅行先で教え子を溺死させてしまった周平は、責任を感じて学校を退職。出身地の信州に帰り、中学生になった良平を寄宿舎に預けて、1人で東京の工場に勤めることにする。やがて帝大を卒業して教師となった良平は、久々に父親と温泉宿で再会。

f:id:tomo2200:20250309030243j:image

戦時下の唯一の小津作品。 笠 智衆が小津作品で初主演。佐野周二の父親役を務める。

f:id:tomo2200:20250309030852j:image

f:id:tomo2200:20250309030901j:image

息子を養い大学へ行かせるために、離れ離れに暮らすことになる親子。

f:id:tomo2200:20250330193646j:image

f:id:tomo2200:20250330194152j:image

成人した息子が東京で父親と一緒に暮らそうかと言うが、仙台で教職に就く息子に「親子の情より教職の責務を全うするよう」に諭して同居を断る。

f:id:tomo2200:20250330194204j:image

離れ離れで暮らしながらも、息子を立派に育てた父親。そんな父親に感謝しながらも一緒に暮らせず寂しい思いを抱えた息子。しみじみとした思いが伝わる良作でした。

 

※今年10本目の映画鑑賞。