監督:石黒 昇/監督・脚本:河森正治
物語
西暦2009年、戦闘種族ゼントラーディと遭遇し、戦闘に入った宇宙戦艦マクロスは今、地球への帰路にあった。 土星圏タイタン軌道上で敵の陽動作戦にあい、その艦内に敵部隊の侵入を許してしまう。
一方、都市空間を擁する内部では、まさにアイドル歌手リン・ミンメイのファーストコンサートが行われていた。 コンサート会場に出現した敵から逃げまどうミンメイ。 敵の巨大な手がミンメイを捕らえた瞬間、彼女の前に現れたのは、戦闘機バルキリーのパイロット、一条 輝であった。
テレビ版の「超時空要塞マクロス」の放映が始まったのが1982年。「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」後の新世代アニメとして人気を集めた。
ストーリーよりも、美樹本晴彦氏デザインの美少女キャラが人気で、「メカと美少女」というコンセプトが、以降のロボット・アニメの潮流になった。
飯島真理の歌をバックに繰り広げられる壮絶な戦闘はアニメ史に残る名シーンだろう。「板野サーカス」と言われた戦闘シーンのエフェクトがいい。
ストーリーがくだらなくて放映時は余り好きでなかったが、今、観ると、過去の名作を乗り越えて、新しいものを創ろうとした当時のアニメーターの情熱を感じます。あの頃、アニメは熱かった…。
※今年135本目の映画鑑賞。