金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

鬼滅の刃

鬼滅の刃

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劇場版「鬼滅の刃」が凄い人気らしいですね。今までスルーしていましたが話題に負けて、この土日にテレビシリーズ26話を一気に視聴しました。(全集中だよー)

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少年が敵を倒すために鍛錬修して強くなり、仲間と共に戦う。いかにも少年ジャンプなプロットですが、世界観やキャラクターが魅力的でなかなか面白かったです。

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とりわけ炭治郎と禰豆子の兄妹愛がいいですね。鬼になった妹を人に戻すために戦う炭治郎。ダークな世界観と泣ける設定のコンビネーションがいい感じです。

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最近、日本アニメはパッとしませんが、いい原作があると生き返りますね。剣技エフェクト綺麗です。

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劇場版「無限列車」はテレビシリーズの続きですが、その先のエピソードのアニメ化はまだ未定だそうです。映画のヒットで製作会社も儲かっただろうから、最後までアニメ化して欲しいな。

※劇場版はまだ観てないよ。

インドシナ

インドシナ                       1992年

レジス・ヴァルニエ 監督

物語
1930年代、フランス領インドシナでゴム園を経営するエリアーヌは、ある日、オークション会場で知り合った若い海軍将校ジャン=バチストと恋に落ちる。偶然、ジャン=バチストと知り合った娘のカミーユもまた、彼に恋心を抱く。
カミーユは許嫁と一度は結婚するものの、ジャン=バチストへの想いは変わらず、僻地に配属された彼を追う。しかし、ようやく再会を果たした直後、カミーユが思わぬ事件を起こしてしまう

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カトリーヌ・ドヌーヴ主演。共産主義による独立の機運が高まる1930年代の仏領インドシナを舞台にした映画。製作費30億円の大作。

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カトリーヌ・ドヌーヴと若い海軍将校が恋に落ちるが、その後、偶然の出会いから養女のカミーユも同じ男に恋をしてしまう。母と娘、タブーな三角関係のメロドラマになるのかと思わせて、ベトナムで激しくなる独立運動の波にのまれ、ドラマは意外な方向に急展開していく。後半はカミーユの物語になる。

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カトリーヌ・ドヌーヴは当時49歳、歳とっても美しいですね。大人の魅力。この映画で米国アカデミー主演女優賞にノミネートしています。

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かなり見応えのある内容。ラストの結び方も上手いが、2時間30分の尺では食い足りない。前編・後編でも良かっただろう。

バチストの子を連れてフランスに帰国したエリアーヌの生活、ベトナム独立運動に身を捧げるカミーユの苦難。語られていないストーリーをあれこれ想像し惜しい気がした。

※今年47本目の映画鑑賞。

第十七捕虜収容所

第十七捕虜収容所                1953年

ビリー・ワイルダー監督

物語

第二次大戦末。ドイツの第十七捕虜収容所に収容されていたアメリカ人の兵士2人が脱走しようと試みるが、あっけなく射殺されてしまう。

すると収容されているアメリカ兵たちは、収容所内にドイツ軍のスパイがいるのではないかと思い始め、日頃から抜け目のないてセフトンが疑われる。果たしてスパイとは誰なのか……

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ビリー・ワイルダー監督作品。第二次世界大戦下、ドイツの捕虜収容所に収監されたアメリカ人軍曹が脱出を目指して奮闘する物語。主演のウィリアム・ホールデンアカデミー賞主演男優賞を受賞。

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ブロードウェイの舞台劇を映画化したものだそうです。「大脱走」みたいな派手なアクションはありませんが、仲間の中に潜むスパイを見つけだすサスペンスがたまりません。流石、ビリー・ワイルダーと唸らせる作品です。

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多彩なキャラとユーモアもこの映画の魅力。全体主義に抵抗するヒューマニズムを描いた作品とも言えます。ロバート・ストラウスが演じた”アニマル”はコミカルで良かった。(受賞は逃したが彼もアカデミー賞にノミネートされています。)

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“いぶし銀” 映画。この映画が公開された1953年のアカデミー作品賞は第二次世界大戦を舞台に男女のロマンスを描いた「地上より永遠に」に輝きました。他にも「ローマの休日」や「シェーン」など名作揃いの年ですが、そんな大作にも負けない魅力がある作品でした。

※今年46本目の映画鑑賞。

 

 

鴛鴦歌合戦

鴛鴦歌合戦                     1939年

マキノ 雅弘 監督

物語

貧乏浪人・浅井礼三郎(片岡千恵蔵)は、長屋の隣家の娘・お春と恋仲だった。だが、礼三郎に想いを寄せる娘が他にも二人。そのおとみと藤尾はどちらもゆずらず、歌合戦にこと寄せて、皆が集まれば喧嘩が絶えない。ところが峯沢丹波守という陽気な殿様がお春に一目惚れし、お屋敷へ差し出すよう申しつけた。お春の父はそれを断わるが……

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この映画は、戦前(1939年12月)に制作されたお正月映画で、長い間、注目を浴びなかったのですが、1985年のマキノ監督映画祭で上映されて脚光を浴びることになったそうです。

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鴛鴦は”おしどり”と読むのですね。(読めませんでした)片岡千恵蔵をめぐり、お春とお富が恋の鞘当てをする中、お殿様がお春を見初めて…というもの。戦前の作品とは思えない軽妙なコメディセンスとテンポに驚きました。

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時代劇オペレッタ(歌唱劇)です。ジャズや流行歌謡を巧みに取り入れていてモダンな感じです。小道具の日傘が、ジーンケリーの「雨に唄えば」みたいです。

日本の映画史に残る一本かと思います。

※今年45本目の映画鑑賞。

マイ・インターン

マイ・インターン             2015年

ナンシー・マイヤーズ監督

物語

ニューヨークでファッション通販サイトを運営している女社長のジュールズは、短期間で会社を拡大させることに成功し公私ともに順調な毎日を送っていた。そんな彼女の会社にシニア・インターン制度で採用された70歳の老人ベンがやってくる。若者ばかりの社内で当然浮いた存在になってしまうベンだったが、いつしか彼はその誠実で穏やかな人柄によって社内の人気者になっていくが…

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主演はロバート・デニーロアン・ハサウェイ。脚本・監督は「ハート・オブ・ウーマン」「恋するベーカリー」のナンシー・メイヤーズ。

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ファッション業界で起業し、数年で従業員が200人を超える会社に成長させたジュールス。アン・ハサウェイは「プラダを着た悪魔」では社会に出たばかり新人役でしたが、本作では仕事とプライベートに忙しいアラサー女性の役です。アン・ハサウェイ、相変わらず美しい。

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妻に先立たれ、生きがいを求めて就職活動をするベン。若者ばかりのベンチャー企業にシニア・インターンとして採用されます。

ロバート・デニーロの演技が素晴らしかった。「タクシー・ドライバー」などバイオレンス映画のイメージがありますが、ダンディな老紳士役も似合っていますね。

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コメディ・タッチですが、異質な人が周囲に良い影響を与えて関係性が変化していくようなヒューマン・ドラマです。女性層だけでなく男性(シニア層)も楽しめる内容でした。いい映画でした。

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あと、ジュールスの娘ペイジ(ジョジョ・クシュナー)可愛かったです。名優に負けてない。

※今年44本目の映画鑑賞。

イエスタデイ

エスタデイ                     2019年

ダニー・ボイル監督

物語

イギリスの海辺の町に暮らすシンガー・ソングライターのジャックは、幼なじみで親友のエリーに支えられてきたが全く売れず、夢を諦めようとしていた。ある日ジャックは、停電が原因で交通事故に遭遇。昏睡(こんすい)状態から目覚めると、この世には「ザ・ビートルズ」がいないことになっていた。

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トレインスポッティング」「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督がメガホンを取ったラブ・コメディ。

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地球規模の停電が起きた後、ビートルズが存在していなかった世界になっていた。パラレルワールドに入り込んだジャックはこの世界では誰も知らないビートルズの名曲を演奏する。

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ジャックは歌手のエド・シーランに見出されて彼のステージの前座を務めることに。ビートルズの数々のヒット曲を連発するジャックは天才的なシンガソングライターとして注目を浴びるようになります。

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スターの道を駆け上がるジャックだが、幼馴染で長い間、彼を支えてきたエリーとの間には距離が出来てしまう…、

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偽りの栄光か、それとも愛を選ぶか…ベタな筋書きですが安心して楽しめます。(変に捻らないのがいい)。劇中でジャックが”あの人”と会うシーンにちょっと感動しました。良作。

※今年43本目の映画鑑賞。

妖星ゴラス

妖星ゴラス                      1962年

監督 本多猪四郎

物語地球の6000倍の質量を持つ黒色矮星ゴラスが太陽系に接近。ゴラスの影響で地球に壊滅的な被害が出ることが判明した。
全人類の危機に立ち向かうため、国連科学委員会の田沢博士を中心に各国の科学者が率先して協力し合い、ゴラスを避ける一大計画に着手した。それは南極に多数の原子力推進ロケットを設置し、地球を軌道から移動させるという驚天動地のプロジェクトだった。

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ゴジラが制作されたのが1954年。日本の特撮が世界で注目されていた時代。円谷英二による東宝特撮映画50本目の集大成を目指して作成されたSF超大作。

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何年か前に中国のSF映画「流転の地球」がヒットした時に「妖星ゴラスのパクリか?」というレビューを読んで気になっていました。地球自体を移動させるというアイデアは、この映画がオリジナルかどうかはわかりませんが、1962年に日本でこのようなスケールの大きい映画が制作されていてのには驚きます。

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空想科学小説という言葉が似合うガジェット。ワクワクするな。

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地球自体を移動させゴラスの軌道から脱出を図るために南極に原子力を利用したエンジンを建設する。絵的にはガスみたいですが…。

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ゴラス接近で引き起こされる大津波。東京も水浸しになってしまいます。危機が去ったあとに「また再建すればいい」と言うセリフに戦後日本の逞しさを感じました。

※今年43本目の映画鑑賞。