ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~
ジェームス・ブラウンの生い立ち、数々のエピソードを描く。音楽の魅力を上手に伝えている映画。(前稿ジミヘンも、このくらいの出来だったら良かったのにな。)
JB役のチャドウィックが頑張っていました。
JBはファンクの帝王と呼ばれ、マイケル・ジャクソンやプリンス、多くのラッパ-に影響を与えています。
この人の凄さは理解しやすい。天性のグルーヴ感と強烈なオリジナリティ。
どんな分野の芸術でも先達がいて過去の傑作を模倣をしながら新しいものを創造していくのかと思うのですが、JBに関して言えば、まるで神様からの贈り物のように、オリジナルなファンクスタイルを確立していている。まさに天才としか言いようがない。
人間としてのJBは、16歳に武装強盗で逮捕され更生施設で3年過ごし、その後もドラッグ、銃、DVなどの問題で死ぬまでトラブルが絶えなかった。
映画冒頭にある、ショットガンを持って自分のオフィスに立てこもり、警察とカーチェイスをした事件は実話である。
だいたい、天才と言うのは、桁違いの才能と大きな欠陥を持っているのだ・・・
ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン
こちらはドキュメンタリー