なにはなくとも全員集合!! 1967年
渡辺祐介監督
物語
初夏の草津温泉。そこでは、経営不振のローカル線の新駅長と新興のバス会社所長によって、観光客の獲得をめぐる激しい対立が起きていた。そして、駅員やバス会社社員もその争いに加わり、やがて騒動を巻き起こしていく。
ザ・ドリフターズの「全員集合シリーズ」及び松竹ドリフ映画第1作。クレージー映画の脚本を担当していた田波靖男が原作。
仲本工事さんの追悼鑑賞です。
本作は1967年製作。テレビの「8時だョ!全員集合」が始まる前、音楽バンドからコントグループへ軸足を移している頃の喜劇。ドリフ映画と銘打ちながら実際の主演は三木のり平ですね。
既に他界されたドリフメンバーが懐かしい。リーダーのいかりや長介さんが大活躍ですが、コメディは加藤茶さんが一番。やはり天才コメディアンですね。
古今亭志ん朝さんが出演しています。落語界の名人が喜劇映画に出ていたのには驚きましたが演技は良かったです。
ドリフお得意のドタバタ喜劇かと思ったら、松竹らしい人情喜劇でストーリーもなかなか良かったです。
※今年63本目の映画鑑賞。