ぼくらのよあけ 2022年
黒川智之監督
物語
2049年、都会の片隅にある団地に住む、宇宙好きの小学4年生・沢渡悠真は、地球に接近するという彗星に夢中だった。ある日、沢渡家のAI搭載型家庭用オートボットが何者かにハッキングされてしまう。それは“二月の黎明号”を名乗る地球外の存在で……
原作は2011年に「月刊アフタヌーン」で連載されていた今井哲也さんの同名のマンガ。
異星から漂着した探査宇宙船を子ども達が宇宙へ帰す話で、E.T.みたいな感じです。近未来設定で人工知能ロボットが登場します。
人工知能を持った家庭用ロボット・オートボットのナナコ。可愛らしいデザインです。
ジュブナイル作品の体ですが原作が大人向け(アフタヌーンの読者層)で、子どもの視線に欠けるドラマがいまひとつ。ジュブナイルに登場する大人は「宇宙船など言ってないで勉強しなさい」と叱るような「夢のなさ」がないとね。無理解な大人たちの目を欺きながら、まんまと宇宙船を帰すような話なら面白かったが‥。
※今年62本目の映画鑑賞。