金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

ミライザーバン

ミライザーバン / 松本零士

物語

主人公 井台半は、科学者であり両親を実験中の事故て亡くす。両親の研究助手であった有紀螢は半に、両親の研究成果である人体改造を施す。その後、半に変化が起こる。今迄解けなかった数式が解けるようになったり、両親の交友関係や口座番号がいつの間にか頭の中に入っているのだ。しかし変化はこれに止まらなかった。

 ミライザーバン  【コミックセット】

 

松本零士さんの漫画に「時の輪」という概念が出てくるが、本作は、そんなテーマを扱ったSF。四畳半物語に出てくるような主人公は過去や未来に存在する半の祖先や子孫と意識や記憶を共有する超人になる。様々な時代に存在するミライザーバンのエピソードが印象的だった。

 

ジョジョで、プッチ神父の「時の一巡」という概念が出てくるので、その連想で思いだした。

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