金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

嵐が丘

嵐が丘              1939年

ウィリアム・ワイラー監督

物語

荒野に佇む古い館・嵐が丘の主人アーンショーに養子として引き取られた孤児ヒースクリフは、アーンショーの娘キャサリンと恋に落ちる。しかし、キャサリンが上流階級の青年エドガーにプロポーズされたことを知った彼は、ショックから姿を消してしまう。数年後、都会で成功したヒースクリフ嵐が丘へと舞い戻り、自分を貶めた住人たちへの復讐を開始する。

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エミリー・ブロンテの名作小説を映画化したものですが、この作品は何回もリメイクされているそうです。本作は1939年に初めてハリウッドで映画化されたものです。

プロダクション・ノートによると原作の途中まで、キャサリンの死後の復讐劇を割愛して、ヒースクリフとキャサリンの愛の物語としてまとめたそうです。

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凄い映画でした。しかし、粗野で逞しいジプシーの男と優しい富豪の夫との間で気持ちが揺れるキャサリンとか、ヒースクリフの復讐とか。結構、漫画チック。韓国ドラマみたいです。

ああ、きっと若きエミリー・ブロンテ(1818〜1848)が女子妄想パワー全開で書いたんだろうな。池田理代子さん(ベルばら)みたいな作家さんに違いない。(勝手な想像)

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※今年197本目の映画観賞