キートンの決死隊 1930年
物語
戦争が始まり街では志願兵を募っていた。そんな戦意昂揚ムードの中、貴族の息子エルマーはある勘違いで陸軍に入隊するハメになってしまう。軍隊の暮らしが性に合わない彼はすぐに除隊しようとするが、その中に恋人の姿を見つけて結局そのまま軍隊に居続けることになる。ある日前線に出兵することになり戦地に向かった彼はひょんなことから手柄をたてるのだが…
世界3大喜劇王と呼ばれた、チャーリー・チャップリン 、ハロルド・ロイド 、バスター・キートン。僕が見たことがあるのはチャップリンだけ。ということで、バスター・キートンの映画を見てみました。
原題の” Dough Boys “は 「(第一次世界大戦での)歩兵」のコト。間違えて陸軍に志願してしまったキートンが起こす珍騒動を描いたドタバタ喜劇です。
キートンの芸風は、The Great Stone Face(偉大なる無表情)と呼ばれた顔と体を張ったドタバタ喜劇だそうです。なるほど、とぼけた芸風がいいですね。
ヒロイン(サリー・アイラース)とのロマンスに、戦争シーンのスペクタクル、劇中劇のショーもあったりしてエンターテーメントとして頑張っているのが解るのですが肝心の笑いはイマイチ。
キートンの評価はサイレント時代の方が高いそうです。見る機会があればサイレントを見てみたいものです。
※今年44本目の映画鑑賞