金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

バスケットボール・ダイアリーズ

バスケットボール・ダイアリーズ  1995年

 

物語

ニューヨークを舞台に、高校生が麻薬に手を出して破滅していく様をリアルに描く青春ドラマ。原作はジム・キャロルの自伝的小説「マンハッタン少年日記」

バスケットボール・ダイアリーズ [DVD]

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レオナルド・ディカプリオ  まだ21才。

ディカプリオは元々不良っぽいので、この役はかなりハマっていた。個人的に好きな作品。

 

この後、タイタニック(1997)で世界的な大ヒット。

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 43才。カッコいいけどイメージ変わるな。

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人気があり過ぎて

人気があり過ぎて、俳優さんの一生の役になった映画

 

男はつらいよ

渥美清さん(1928-1996)

 

第1作  「男はつらいよ」1969年

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当時41才

 

第48作  「男はつらいよ 寅次郎紅の花」1995年

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当時 67才  

フーテンの寅さんも年金生活だよ。


男はつらいよ 主題歌 (歌詞付き)

 

 

刑事コロンボ
ピーター・フォークさん(1927-2011)

 

第1作  「殺人処方箋 」 1968年

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当時41才

 

第69作「殺意のナイトクラブ」 2003年

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当時76才

ロサンゼルス市警察は定年なし。


刑事コロンボのテーマ

どちらも、懐かしいですね。

 

閑話 NO STORY, NO LIFE

フィクションに対する閑話

 

故 児玉 清さんは大の読書家でしたが

 「是非、本を、それもフィクションを読んでください。目に見えるものだけが現実ではありません。フィクションを読むことで、かえって現実が良く見えるようになる」とフィクションを読むことを勧めていました。

 

 寝ても覚めても本の虫 (新潮文庫)

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ジャーナリスト立花隆さんなんかは、「フィクションは読まない。人が頭の中でこしらえあげたお話を読むのは時間がもったいない」と言っています。膨大な事実から物語を見つけ出す仕事だからでしょうか。

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(でも読書量は半端じゃなさそう)

 

 このブログで過去に見た映画や漫画、読んだ小説などを振り返っていると、自分の人生にとってフィクションというのが重要な構成要素になっているように思います。

 

リアルな人生というのが、あまり面白くないと言ってしまうと語弊がありますが、フィクションである物語や人物が、現実の世界の人間以上に影響力を持っていて、リアルな人生に意味を与えてくれているのだと思います。

 

世の中にはスポーツ漫画を見て実際にスポーツ選手になった人や、松本零士さんの漫画を読んで宇宙飛行士になった人もいます。物語との出会いが人生を変えることも多いのです。

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 世界で一番読まれた物語は聖書です。聖書がフィクションかノンフィクションかは議論がありますが、この物語が西洋文明や現代社会の構築に果たした役割は否定できません。

聖書物語 新約篇

 

話が拡散しましたが、これからも面白い小説や映画、良著に出会いたいものです。

 

NO STORY, NO LIFE

物語のない人生なんて、つまらない。

 

 

 

 

 

 

 

ゴースト/ニューヨークの幻

ゴースト/ニューヨークの幻    1990年

 

物語

ニューヨークの銀行員サムは、陶芸家の恋人モリーと共同生活をはじめた。ある日、ふたりは観劇の帰り道で暴漢に襲われ、銃で撃たれたサムは死んでゴーストになってしまう。モリーがサムに求婚した直後の悲劇であった。その後もサムはずっとモリーのそばにいるのだが、モリーはサムの存在に気づかない。やがてサムは、自分を殺した男を目撃する。だが彼にはそれを伝える手段がない。困った彼はインチキ霊媒師のオダ=メイを強引に説得し、モリーとのつなぎ役を依頼する。

 ゴースト/ニューヨークの幻 (字幕版)

リーインカーネーションシックス・センスと死後の世界に関連する映画でしたが、本作は心温まるゴーストストーリー。

これも昔の映画になってしまいましたね。

 

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このシーンが印象的でした。

 

 

シックス・センス

シックス・センス         1999年

 

物語

死者が見える少年と彼をサポートする小児精神科医の体験する「未知の世界」と2人の交流、そして少年が自分の持っている第六感とどう向き合って生きていくかを描く。

シックス・センス DVD

 M・ナイト・シャマラン監督です。インド系アメリカ人で、霊的な世界についてインド人ならではの独特な感性があります。まさにシックス・センスですね。

シャラマン監督作品では、アンブレイカブルやサインも見ましたが、シックス・センスが一番良かったように思います。

 

この映画が1999年の作品だったとは。月日の経つのは早いですね。

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 あの子役もこんなオッサンになる。

リーインカーネーション

リーインカーネーション

The Reincarnation of Peter Proud  1975

 

物語

見知らぬ女性に殺される夢を見続ける大学教授は、自分が何者かの生まれ変わりで悪夢はその人物が体験した事ではないかと推測する。輪廻転生を題材にしたスリラーで、次第に自分の前世の姿を見いだす男の恐怖がミステリー・タッチで描かれる。

The Reincarnation of Peter Proud [VHS] [Import]

リーインカーネーションとは輪廻転生のことです。松任谷由実さんの歌にもありますが、僕がこの英語を知ったのはこの映画でした。

 

仏教圏の日本人は輪廻転生は受け入れやすい話ですが、キリスト教圏の欧米人には完全にオカルトです。

本作、サスペンスドラマとしても面白いですが、人は死後どうなるのか?という根源的なミステリーもあり見応えのある映画でした。

 

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日本版の映画チラシがB級感全開です‥‥

なんでこんな酷いチラシにしたのか。

「一休さん」の神回

一休さん

 一休さん~母上さまシリーズ~第1巻 [DVD]

「この橋渡るべからず」とか「屏風の虎を捕らえる」話とかが有名ですが、僕の記憶に残っているのは一休さんが寺から閉め出されるエピソードです。

 

一休さんは得意のとんちを使いますが和尚は開門してくれません。とんちが尽き、最後に泣き伏して門を開けて下さいとお願いすると、和尚が門を開けます。和尚はとんちで解決しようとする一休を戒め素直な心こそが悟りの道であると教えます。

 

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一休さんの他の回はほとんど忘れていますが、この回はインパクトがあり記憶に残りました。内容も、子供向けアニメでありながら哲学的です。こういうのを「神回」というのかもしれません。

 

調べたら、第28話「つらい修行と鬼の和尚」という話でした。見たら和尚のしごきが厳しすぎ。