シェルブールの雨傘 1964年
ジャック・ドゥミ監督
物語
フランス北西部の港町シェルブールで、ささやかだけれど美しい恋を育む自動車修理工の若者ギイと傘屋の少女ジュヌヴィエーヴ。恋に恋する年頃のジュヌヴィエーヴに未亡人の母夫人は心配顔。出かけるたびに嘘をつきながらもジュヌヴィエーヴはギイと出会う時間が嬉しかった。だがある日、アルジェリア戦争の徴集礼状がギィに届き、二人は離れ離れとなってしまい―
曲は知っていますが、映画は観たことがありませんでした。カトリーヌ・ドヌーブ主演の名画です。
カトリーヌ・ドヌーブさん主演。セリフは全てオペレッタ(フランス語の響きが美しい)で演じられます。戦争によって離れ離れになったカップルの別れと切ない再会を描いた作品。
言ってしまえばメロドラマですが、ラストでギイとジュヌヴィエーヴが再会するシーンには熱い感情が込み上げます。別々の家庭を持ち元には戻れない二人ですが、子どもにつけた名前から二人の愛は本物であった事がわかります。切ないですねー。感動しました。
※今年171本目の映画観賞