初恋のきた道 1999年
チャン・イーモウ監督
物語
都会からやってきた若い教師ルオ・チャンユーに恋して、その想いを伝えようとする18歳の少女チャオ・ディ。文盲のディは手作りの料理の数々にその想いを込めて彼の弁当を作った。やがてその気持ちに彼も気づき、いつしか二人の心は通じ合う。しかし、時代の波「文革」が押し寄せ二人は離れ離れに。少女は町へと続く一本道で愛する人を待ち続けるが…
チャン・イーモウ監督。第50回ベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞を獲得。
原題は「我的父親母親」。父親の訃報を聞き、母のいる農村へ帰郷した主人公が母と父の若かりし日の出逢いを追想する。
チャン・ツィイー(章子怡)のデビュー作品。今はハリウッドでも活躍する大スターですが、若くて可愛いらしい感じ。
シンプルな物語ですが、自由に恋愛ができなかった時代の切なさが伝わります。中国農村の美しい風景も印象的。詩的な作品ですね。
↑チャン・ツィイー以外の女の子がリアルな田舎娘…、でも笑顔がいいね。
※今年213本目の映画鑑賞。