金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

ストレンジャー・ザン・パラダイス

ストレンジャー・ザン・パラダイス  1984

ジム・ジャームッシュ監督

物語

ニューヨークで暮らしをしているウィリーが、ハンガリーから渡米してくる従妹エヴァをしばらく預かるハメに。最初は邪険にしていたウィリーだったが、悪友エディともどもだんだん彼女が気になり始めて…

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ジム・ジャームッシュ監督の作品では、「コーヒー&シガレッツ」を以前、見たことがあるけど、ストーリーなしの映画で、何これ?って感じでした。

本作も、たいした事件もなく淡々としたシーンが続きますが、冷めた感じが若者の気分を出しているし、ユーモアもあります。

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ラストの行き違いはコメディみたいで好きです。小粋な映画ですね。

※今年126本目の映画観賞

 

 

 

007 慰めの報酬

007 慰めの報酬       2007年

マーク・フォースター監督

物語

初めて愛した女・ヴェスパーを失ったジェームズ・ボンドはヴェスパーを操っていたミスター・ホワイトを尋問し、背後にいる組織の存在を知りハイチへ飛ぶ。

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前作「カジノ・ロワイヤル」の続きになる作品です。ヴェスパーの復讐のために勝手に捜査を進めていくジェームズ・ボンドですが、途中で知り合うボンドガールのカミーユも両親を殺された復讐のために生きる女性です。

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本作の悪役ドミニク・グリーンは表向きは、環境CEOだが、裏ではボリビア政府を転覆して水資源ビジネスを独占しようとする。

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登場人物の関係とか分かりにくい。前作の登場人物も出てくるので、前作を見ないと置いてけぼりになった感じがするのでは?

筋書きが雑で、逃亡したミスターホワイトはどうしたのか?謎の組織クォンタムは?  と気になるけど…。細かいことは気にせず、アクションを楽しむ映画かな。

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エンディングでお馴染みのガンバレルが出ます。次回、乞うご期待かな。

 

※今年125本目の映画観賞

 

 

 

 

天使にラブソングを…

天使にラブソングを…     1992年

物語

殺人事件の現場を目撃した、しがないクラブ歌手が、かくまわれた修道院で巻き起こす騒動を描いたコメディー

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シスターが黒人教会みたいにノリノリに歌うシーンは覚えているのですが、ストーリーをすっかり忘れていました。25年ぶりに鑑賞しました。

教会には縁のないクラブ歌手のデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)に、敬虔なシスター達が感化されていき、教会を変えていく辺りが可笑しい。

デロリスとシスターには友情が生まれ、終には対立していた修道院長がデロリスをシスターとして認めるところが感動的。

シンプルな筋書で、俳優や音楽の魅力をしっかり見せるミュージカルな映画ですね。

 

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ペギー・マーチさんのオリジナル。

 1963年4月、「アイ・ウィル・フォロー・ヒム』は全米シングルチャートの第1位に輝き、当時14歳の彼女は「最年少1位獲得記録」を樹立した。

(同年、スティーヴィー・ワンダー(当時13歳)に記録は更新された。)

 

※今年124本目の映画観賞(再鑑賞だけど)

 

 

 

 

きっと、うまくいく

きっと、うまくいく(3 IDIOTS )  2009年

監督ラージクマール・ヒラニ

物語

行方不明だったランチョーが街に戻ってくると聞き、ファルハーンとラージューは母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。
しかし、ランチョーと学長の娘・ピアが接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。

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インドのエリート工科大学に通う、3バカが起こす珍騒動を描いたコメディですが、物語としても良く出来ていて、青春映画、ミステリー、ラブストーリー、社会派ドラマの要素もあります。

高度成長で競争の激しいインドの若者にエールを送る映画ですが、日本の若者が見ても元気がでると思います。あと、インド映画のお約束の歌と踊りも素晴らしい。

インドアカデミー賞で史上最多の16部門を受賞した名画だけのことはあります。本気で笑えるし、本当に感動しました。大傑作です。


Zoobi Doobi 3 Idiots Full Song Feat. Aamir Khan, Kareena Kapoor

 

※今年123本目の映画観賞

 

音曜日 灼熱の狂宴

灼熱の狂宴(Gratitude)  1975年
今週もR&Bからの一枚。アース・ウィンド & ファイアー(EW&F)の初のライブ・アルバム。ビルボードR&Bチャートでナンバーワンを記録し、300万枚を超えるセールスとなった傑作。

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ファンク・ソウル・シャズを融合させたフュージョンというスタイルで、幅広いファン層を獲得した。ポップな「ファンタジー」とか「セプテンバー」は有名。

タイトル曲のGratitudeは「感謝」という意味ですが、スライのThank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)のリスペクト曲かな。ファンキー。


曲目
1.Introduction
2.Africano/Power
3.Yearnin'Learnin'
4.Devotion
5.Sun Goddess
6.Reasons
7.Sing a Message to You
8.Shining Star
9.New World Symphony
10.Musical Interlude #1
11.Sunshine
12.Sing a Song
13.Gratitude
14.Celebrate
15.Musical Interlude #2
16.Can't Hide Love

 

おまけ
スペクトラム

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スペクトラム(SPECTRUM)は、1979年から1981年まで活動した日本のブラス・ロックバンド。和製EW&Fだ。僕はまだ小学生でR&Bなんて聞いたことないから、得体の知れない不思議なサウンドに聞こえた。

イロモノ扱いされたが、実力派。ボーカルのフォルセット・ボイスもすごい。

 

 

 

 

 

シザーハンズ

シザーハンズ                1990年

ティム・バートン監督

物語

純真無垢な心を持つ人造人間と少女の交流を描いたファンタジー映画

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ナイトメア・ビフォー・クリスマス」が良かったので、ティム・バートン監督の「シザーハンズ」を観る。

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見た目は不気味だが、純粋無垢な心を持つ人造人間って、超難しいキャラを演じたジョニー・ディプの演技力は見事だ。

色彩や美術、カメラワークなど、細部までこだわった綺麗なファンタジー映画で、ティム・バートン監督の鬼才ぶりが発揮されている。

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この映画のテーマは、ずばり愛。エドワードは、マイノリティとか異能者を象徴しているのだろう。でも、この分かりやすさが、僕には、逆に分かりにくい。単純化され過ぎて心をスルーしてしまうような感じがした。思春期に見たら、感動したかもしれないな…

※今年122本目の映画観賞

 

 

 

 

 

 

もやもや日記 トランプ大統領の決断

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ついに貿易戦争を開始。1980年代から拡大し続ける貿易赤字を見れば、気にしない訳にはいかないだろうが…

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巨額な貿易赤字を出してもアメリカ経済が好調なのは理由がある。赤字分を貿易黒字国がファイナンスしてきたからだ。

アメリカの最大の輸出品はドルという基軸通貨だ。世界の外貨準備高の60%はドルで、6兆2800億ドルにもなる。世界経済の拡大に伴いドル需要も増加したから、アメリカは紙切れを刷るだけで、豊かな消費生活を享受できたのだ。

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 〈アメリカの輸入品〉

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アメリカの輸出品〉

アメリカが始めた貿易戦争は従属国からの貢物を拒否するようなもので、愚かな選択だ。

実際のところアメリカが気にしているのは、貿易赤字ではない。この特権的な地位を脅かす中国の台頭なのだ。

軍事、経済、通商、金融など、アメリカが作った秩序に挑戦的な中国を潰したいと考えている。マスコミは中間選挙向けのアピールと軽く見ているが本気(マジ)だ。

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 中国もアメリカの真意を理解している。トランプの懐柔を諦めて、対決姿勢を鮮明にしている。

経済学者は合理的判断から中国が折れると甘く見ているが習近平は屈しないだろう。

中国は長期戦を意識してEUや東欧諸国との連携を模索し始めた。先日はドイツとの取引で、人権活動家、劉暁波氏の妻の出国を認めた。

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一方、トランプも中国とロシアの連携を分断するために、プーチン大統領との首脳会談に出かけた。トランプはロシアのクリミア占領も黙認するだろう。

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これは単なる貿易戦争ではなく、新しい冷戦が始まったと考えるべきでしょう。グローバル経済の終焉です。

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宇宙軍創設も指示し、殺る気まんまん。

おしまい。戯言(しゃれ)にならないね〜。