振り返り2023年の映画鑑賞
今日現在ですが、今年は33本しか鑑賞できませんでした。例年、邦画、洋画、それぞれマイペスト10を選んでいましたが、33本しか鑑賞していないので心に残った作品、上位8本だけ紹介します。
一位
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
巨匠スコセッシ監督。アメリカの黒歴史を題材にした作品。ディカプリオの演技もよく、スコセッシの作品でも上位の出来栄えでした。
二位
首
北野武監督。映画として素晴らしいか、と言われると微妙だけど、北野武の人間観や世界観が詰まった作品。観るべき一本だと思います。
三位
宮崎駿監督。過去の作品のような驚きは無かったが、宮崎駿監督の「次の世代への期待」というストレートなメッセージが伝わりました。観て良かった。
四位
ゴジラ-1.0
山崎貴監督。ゴジラというジャンル映画でありながら、ヒューマンドラマもしっかりしていて面白かった。海外での評価も高いようです。
伍位
怪物
是枝裕之監督。スリラーやミステリー的な娯楽性もあるが、芸術性の高いヒューマンドラマ。印象に残る作品でした。
六位
嘆きのテレーズ
マルセル・カルネ監督。二転三転する不倫サスペンスで、大衆的な娯楽性を持ちながら、一方で男女の業のようなものまで描き出しています。シモーヌ・シニョレの演技が素晴らしい。
七位
ドイツ零年
ロベルト・ロッセリーニ監督。困窮する戦後ドイツ社会を描いたネオ・レアリスモ作品であるが、主人公の少年の描写にはヌーヴェル・ヴァーグ的な儚さがある。
八位
日本のいちばん長い日
岡本喜八監督。東宝創立35周年記念作品として製作されたこともあり、キャストや製作にも力が入っている。戦争の狂気を描く、岡本喜八監督渾身の作品。
この辺くらいまで。敢えてペスト10を選ぶなら、最近鑑賞した「ナポレオン」、インドの娯楽大作「RRR」ですが、自分的にはインパクトが少ない気がしました。
今年は鑑賞本数が少ない割には良い作品に出会えた気がしますが、来年は最低でも60本くらいは映画鑑賞したいと思います。
おしまい。