アベノミクスで日本経済は息を吹き返しました。
カラクリは、財政出動(景気対策)と金融緩和によって市場にお金を供給し続けたのです。じゃぶじゃぶと・・・
当初2年でインフレ率2%を達成する目標は未だ実現していませんが、景気を下支えしたことは間違いありません。
しかし、積み上がった政府債務は1080兆円、日銀資産はGDPに匹敵する500兆円を超えました。借金漬けの日本は財政破綻しないのでしょうか?
財政破綻は起きない。日本は国全体では黒字で、国民から借りている政府債務は問題ないという説もよく聞きます。
父ちゃんが「会社で困ってるんだ。母ちゃん金貸してくれ」って母ちゃんに言って、母ちゃん金利とるか?
日銀(お母ちゃん)や民間銀行(息子)から借りたお金はチャラパーってこと。
と、どこかで聞いたようなフレーズ
本当に大丈夫かね…
実は世界中で同じ様なことをやっている。リーマンショック後、主要な中央銀行が資産残高を増やし続けてきた。
非伝統的な金融緩和で、民間も含めた世界の債務残高は史上最高になっている。総債務は247兆ドル(2京7850兆円)総生産(GDP)比率は318%までになった。
民間消費が増加しない日本では実感はないが、世界は正に空前絶後のバブルだ。
しかし金融緩和も限界が来ているらしい。出口戦略という言葉が聞こえるようになった。
アメリカが金利を上げ始め、EUも金融緩和を終了、日本もこっそり国債買入額を減らし始めた。
金融正常化で一番危ないのは中国。巨大なGDPのうち不動産関連が47%も占めている。(日本のバブル崩壊の時は30%強だ)
金利が上がり始めたら不動産価格の下落は避けられない。中国発の金融危機も囁かれ始めている。
日本のバブル崩壊を学習している中国は必死でバブル崩壊を防ごうとしている。
リアルに映画「バブルへGO!」の世界だ。
中国の総債務 4221兆円 GDP比率は342.7%
究極まで膨らませたバブルを崩壊から防ぐことは可能なのだろうか。
雑技団みたいな経済だけど中国なら出来るかもね…
楽観的におしまい