ファイト・クラブ 1999年
物語
空虚な生活を送るヤング・エグゼクティブのジャックは、謎の男テイラーに導かれるまま、謎の秘密組織「ファイト・クラブ」のメンバーになる。そこは鍛え抜かれた男達が己の拳のみを武器に闘いを繰り広げる、壮絶で危険な空間だった。
チャック・パラニューク原作の小説を映画化したもの。
殴り合いを通して自己実存を確認するファイト・クラブ。現代社会で生きる意味を見失っていた男達が集まってくると言うストーリーです。
話が進むにつれてフィクション性が強くなってきて、途中からミステリーやサスペンスへと展開していくユニークな作品でした。
タイラー・ダーデンを演じるブラッド・ピットが格好いい。主人公のエドワード・ノートンも演技も素晴らしい。いい映画です。
暴力的でカルトっぽいところが、この作品の魅力だと思うけど、「この作品を観て人生観が変わった」なんて言う危ない人とは付き合いたくないですね。
この映画の本質はコメディ・風刺です。「この映画を観てニヤッと笑った」程度がよろしい。
※今年144本目の映画観賞。