グレート・ディベーター 栄光の教室 2007年
デンゼル・ワシントン監督
物語
1935年、アメリカ合衆国テキサス州マーシャルは白人専用の施設ばかりで黒人たちは常に虐げられた生活を送っていた。教師のトルソンはディベート(討論)クラスを起ち上げ、黒人ということで受けてきた様々な弊害について言葉で訴えかけ、多くの人々の心を動かしてゆく。ところが学校側はトルソンの言動について、過激すぎると圧力をかけ始める
1930年代に全米討論選手権で優勝したテキサス州のワイリー大学のディベート部と彼らを指導した黒人教師メルヴィン・トルソンの実話を映画化したドラマ。
メルヴィン・トルソンを演じたデンゼル・ワシントン。人種差別と闘った黒人指導者の役はマルコムX以来かな。相変わらずカッコいい。
トルソンの教え子たちは、言論を武器に自らの権利を守ることを学び、次の時代の指導者に育っていった。
差別と闘うことは言うほど簡単な話ではない。この映画の普遍的なテーマは勇気だと思います。
提示した主題につき肯定側・否定側に分かれて討議するディベート。言い争いが嫌いな日本人には馴染まないが、この映画を観ると、国際社会では論理的に話す技術の重要さが分かる。
いい映画です。アカデミー賞にノミネートすらされなかったのが不思議。
※今年157本目の映画鑑賞。