死刑に至る病 2022年
白石和彌監督
理想と程遠い大学生活を送っている雅也に、ある日1通の手紙が届く。それは連続殺人犯・榛村からの冤罪証明の依頼だった。中学時代に榛村のパン屋の常連だった雅也は、依頼を聞き入れ事件を調べ始める。しかし、雅也を待っていたのは想像を超える真相だった。
櫛木理宇の同名小説を実写映画化したサイコサスペンス。殺人鬼役の阿部サダヲと大学生役の岡田健史をW主演に迎え「孤狼の血」の白石和彌監督がメガホンを取る。
この手のジャンル映画はあまり観ないのですが、阿部サダヲを主演に期待して鑑賞しました。キャスティングは上手くて、殺人犯を演じた阿部サダヲ、雅也を演じた岡田剛史も素晴らしい。
雅也の恋人役の宮崎優はデビュー3年目ですが存在感ある演技でした。
連続殺人犯から「立件された事件の内1件は自分がした事ではないから調べて欲しい」と依頼される。好奇心を掻き立てるミステリー、事件を調べていくうちに明らかになる事実。ストーリー展開は面白い。
ネタバレなしですが「ラスト」は唐突すぎて理解できなかった。そもそも、学生の主人公が事件を捜査する理由など説明不足なとこがあります。まあ俳優も良かったし、つまらなくはないです。
※今年17本目の映画鑑賞。