グリーンマイル 1999年
物語
大恐慌時代の1935年、ポールは刑務所の看守主任を務めていた。グリーンマイルと呼ばれる通路を通って電気椅子に向かう受刑者たちに安らかな死を迎えさせてやることが、彼らの仕事だった。ある年、この刑務所に身長2メートルを越す黒人の大男、コーフィが送られてくる。双子の少女を殺害した罪で死刑囚となった男だ。ところがこの男は、ある日不思議な力でポールが患っていた病気を治してしまう…
スティーブン・キングの同名小説の映画化作品。同じくキング原作の「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボンが脚本、監督を務めた。アカデミー賞には作品賞をはじめ多くの部門にノミネートされた。
不思議な能力を持つ巨漢の黒人コーフィ。凶悪な殺人レイプ犯として死刑判決を受けてグリーンマイルに収監されるのですが…。調べたらコーフィ役のマイケル・クラーク・ダンカンはもう他界してしまっているのですね。残念です。
トム・ハンクス。ハリウッド・スターとしては地味だけど、どんな役もこなす名優ですね。コーフィーとのお別れのシーンが泣けました。
残忍で厄介な新米看守パーシー(ダグ・ハッチソン)。脇役、悪役がしっかりしているとストーリーに緊張感が出て締まります。
原作小説を読んでいるのでネタバレでしたが、映画の出来は良くて、3時間の長尺も短く感じました。すっきりしない皮肉なエンディングもキングらしくていいです。
※今年53本目の映画鑑賞。