物語
砂に覆われ巨大な虫が支配する荒涼の惑星アラキス、通称デューンを舞台に、宇宙を支配する力を持つメランジと呼ばれるスパイスを巡る争いと、救世主一族の革命と世界の混迷を軸にした壮大なドラマが展開される。
原作はフランク・ハーバート氏の有名なSF小説「デューン 砂の惑星」で、映像化は不可能と言われた一大叙事詩を、鬼才デビッド・リンチ監督が映画化したもの。
当時、100億を超える巨額な制作費をかけて作ったことで話題になった。SFファンでありながら見ていなかったので気になっていた。
感想、豪華なB級映画。
長編小説を2時間に無理に詰め込んだせいだろう。筋書きが分かり難かった。それなりに楽しめたけど、一般的には失敗作だろう。
デビッド・リンチ監督の悪趣味な映像が多く、全体的に気持ち悪いが、主人公ポール(カイル・マクラクラン)は、いかにもヒーローらしいハンサムでほっとする。
敵役にロックミュージシャンのスティングが出演。結構、好演。もっと出番を増やせば良かったのにね。
ハルコネン男爵のビジュアルが気持ち悪い。インパクトのあるキャラだが出過ぎ。(こっちは出番減らせ。)
砂蟲。ナウシカの王蟲の元ネタらしい。どういう生態なのか短い映画では説明不足で気になった。
「デューン/砂の惑星 」の再映画化が決定している。監督は「メッセージ」「ブレードランナー 2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。新作映画がどのようなものになるのか興味深い。
※ 今年32本目の映画鑑賞