アパッチ砦 1948年
ジョン・フォード監督
物語
南北戦争の失策によって、将官から中佐に階級を下げられたサースデイは、アパッチ族と紛争が絶えないアパッチ砦に左遷させられてしまう。現場には状況を熟知しているヨーク大尉、コリングウッド曹長がいた。サースデイは自らの過去の失敗を払しょくしようと兵士たちに厳しい訓練を課し、厳しく風紀を取り締まろうとし、大尉と曹長と対立する。そんな時、軍事物資輸送の駅馬車がアパッチ族の襲撃を受ける。サースデイは大尉の反対を押し切って兵を進めるが…
ジョン・フォード監督の騎兵隊三部作の「アパッチ砦」、「黄色いリボン」、「リオ・グランデの砦」の第一作。
サースデイは娘のフィラデルフィアがアパッチ砦に赴任される。サーズデイ役はヘンリー・フォンダ、フィラデルフィア役は子役時代からハリウッドで活躍した大スター、シャーリー・テンプルさん。
ヨーク大尉にはミスター西部劇のジョン・ウェイン。この作品では脇役ながら、しっかりと存在感を示していました。
フィラデルフィアとオローク軍曹の息子で、士官学校を卒業したマイケル・オローク中尉とのラブストーリーが作品の華。
迫力あるアパッチ族との戦いが映画の見せ場。このドラマはカスター将軍が率いて全滅した第七騎兵隊の「リトル・ビックホーンの戦い」をモデルにしている。壮絶な最期に感動。
騎兵連隊の人々の生活をしっかり描いていて味わい深い作品になっている。アメリカの歴史を感じる映画。
※今年124本目の映画鑑賞。