金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

雑記: 最近の音楽は…

年をとるにつれ流行のアンテナが低くなって、毎年、紅白歌合戦で今年流行った曲を確認している始末…orz

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official髭男dism 「Pretender」

初めて聞きましたw 。いいですね。気に入って何回か繰り返して聴いています。

 

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相変わらず、嵐やAKB、乃木坂がチャートを席巻しているようですが、米津玄師、あいみょん、LiSA、King GnuRADWIMPSとかアーティスト系も頑張ってますね。

 

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疑問なのが、BTSとかTWICE。K-POPって本当に若者に人気があるのですかね。全く興味が持てず 世代間ギャップを感じます。

 

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だいたい僕は洋楽ファン、しかもR&BやFunkなど黒人系が好き。そんな僕がパンチの弱い邦楽を聴くと「最近の音楽は…」と言うより「日本の音楽は…」と言う気持ちを強く感じます。

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効かぬ、聴かぬのだ。

こんな感じ…

 

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そう、日本人の音楽って、当然、日本語の音節が乗るように作られます。昔は歌詞に音楽をつけた感じで歌いやすかったですが、最近は音楽に歌詞を合わせた感じで、どこでリズムを刻むのかわからないですね。

でも、五・七・五・七・七の短歌からして、言葉を音楽に合わせるのは文化じゃないかなと思ったりもします。

 

◉米津玄師のLemonの出だし

“夢ならばどれほどよかったでしょう

未だにあなたのことを夢にみる”

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中納言敦忠の和歌

“逢いみての後の心にくらぶれば

昔は物を思はざりけり”

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official髭男dism 「Pretender」のサビ

“グッバイ君の運命のヒトは僕じゃない

辛いけど否めない でも離れ難いのさ”

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中納言朝忠の和歌

“逢ふことの絶えてしなくばなかなかに

人をも身をも恨みざらまし”

〈現代意訳〉
 あなたと会うことが一度もなかったのならば、むしろあなたのつれなさも、わたしの身の不幸も、こんなに恨むことはなかったでしょうに。(あなたに会ってしまったばっかりに、この苦しみは深まるばかりです)

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ちょっと強引かなw。

「最近の音楽は…」とか言っても、文化やDNAに刻まれたリズム感や感性って、そう簡単に変わるもんじゃないなと思ったりします。

おしまい

休憩: 2020年のキーワード

東京オリンピック

クールじゃない、クールジャパン。

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札幌も暑いヨ。

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ティッピング・ポイント
少しずつの変化が急激な変化に変わってしまう点・・・

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インダストリー4.0

AIやロボットを活用した第四次産業革命

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5G

通信速度が20倍になるらしい

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働き方改革

フリーランスもフーテンも働き方改革

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債務爆弾

世界の借金総額「2京7000兆円」

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仮想通貨

仮想も空想も同じだよ。

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人口増加

インド人が増える。

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インポッシブル・ミート

人工肉が食卓に並ぶ日が来るらしい。

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国際平和

世界が平和でありますように

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おしまい

 

 

雑記: 今年観た映画 MYセレクション 後編

今年観た映画のMYセレクショの後編。

ラブリーな作品をセレクト。

 

1.運動靴と赤い金魚
 マジッド・マジディ監督

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イラン映画。運動靴も買えない家族ってショックだけど可愛いらしい映画。兄妹愛に感動しました。

 

2.あの子を探して
 チャン・イーモウ監督

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中国のカルチャー(ショックすら)感じる。ミンジの野生っぷりが良かった。

 

3.地下鉄のザジ

ルイ・マル監督

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恐るべしパリジェンヌ。これもフランスのカルチャーだよね。おフランスクレヨンしんちゃん

 

4.リメンバー・ミー 
 リー・アンクリッチ監督

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ファンタジックな映像が美しい。CG芸術。

アニメと油断してたら、ほろり泣かされた。

 

5.黒い牡牛

アーヴィング・ラパー監督

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闘牛が残酷と批判されるご時世、たぶん陽の目を見ませんが隠れた名作です。


6.野生のエルザ
 ジェームズ・ヒル監督

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本物のライオンを使って撮影しているのが凄い。この半世紀で失われた自然についても考えさせられた。

 

7.ペーパー・ムーン

ピーター・ボグダノヴィッチ監督

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松本人志のお気に入り作品。テータム・オニールが可愛い。実の親子の演技がいいね。

 

8.ママの思い出

ジョージ・スティーブン監督

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移民一世の苦労、家族愛を感じる映画。母親の愛情は万国共通。泣けますな。

 

9.三十四丁目の奇蹟

  ジョージ・シートン監督

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クリスマスに見たばかりですが名画ですね。温かい気持ちになりました。

 

10.第七天国

 フランク・ボーゼイギ監督

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1926年のトーキ-作品ですが、ラブリーな作品でした。人って、100年前も変わらないね。

 

おしまい

雑記 : 今年観た映画 MYセレクション 前編

今年観た映画で特に素晴らしかった作品。

たくさんありすぎて困ったけど、10本ほどセレクトしてみました。

 

1.天井桟敷の人々
マルセル・カルネ監督 

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運命の残酷さ、切ない男女の愛。フランス映画史に輝く作品。これは最高に良かった。

 

2.風と共に去りぬ
ヴィクター・フレミング監督

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有名過ぎて恥ずかしいけど、やはり傑作。

これぞハリウッド映画だよね。

 

3.サウンド・オブ・ミュージック
 ロバート・ワイズ監督

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若い時にはピンと来なかったけど、登場人物の繊細な心理描写に感動しました。本当に素晴らしいミュージカル映画でした。

 

4.わが谷は緑なりき
 ジョン・フォード監督

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ありし日の炭鉱町の賑わい、頼もしい父の思い出。ジーンときます。ジョン・フォード監督は西部劇だけでない。


5.スミス都に行く
 フランク・キャプラ監督

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キャプラの映画好きだな。ジェームズ・ステュアートの演技が素晴らしかった。


6.桑港(サンフランシスコ)
 W・S・ヴァン・ダイク監督

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なんと言ってもジャネット・マクドナルドの歌が素晴らしい。地震のシーンも凄かった。


7.大人は判ってくれない
 フランソワ・トリュフォー監督

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誰もが経験する少年期の孤独感というのかな。不思議に心に残る作品。


8.ひまわり
 ヴィットリオ・デ・シーカ監督

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ソフィア・ローレンとひまわり畑が印象的。音楽も素晴らしい。メロドラマの逸品。


9.ベニスに死す
 ルキノ・ヴィスコンティ監督

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美少年ビョルン・アンドレセンヴィスコンティの強烈な美意識。捨ておけない名作。


10. 仮面 ペルソナ
 イングマール・ベルイマン監督

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ベルイマンも確かな美を感じますね。難解で解釈論を語りたくなる、、

名画との出会いに感謝。

おしまい。

三十四丁目の奇蹟

三十四丁目の奇蹟                 1947年

ジョージ・シートン監督

物語

ニューヨーク34丁目の百貨店の名物・クリスマスパレードのサンタ役を探していたドリーは、その矢先に理想的な白髪の老人を見つけるが…

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1947年度アカデミーでは、助演男優賞、原案賞、脚色賞を受賞。4回もリメイクされた。

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ニューヨークに本物のサンタクロースが現れるというコメディです。ロマンチックな大人向けのドラマです。よく練られた脚本には感心しました。

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モーリン・オハラジョン・ペイン

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モーリン・オハラはつい最近「リオ・グランデの砦」で観たばかりですが、キリッとした感じが現代劇にも合っていいですね。

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ナタリー・ウッドエドマンド・グウェン

エドマンド・グウェンはこの役でアカデミー助演男優賞を獲得しています。いかにもサンタさんって感じ。

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ナタリー・ウッド、あの「ウエストサイド物語」のヒロインの子役時代ですね。

子供だけど演技が上手いよ。

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メリー・クリスマス !

時季に合わせて鑑賞しましたが、心温まる笑い。観て本当に良かった。クリスマス映画の最高峰かも 👏

※今年268本目の映画鑑賞。

 

ゴッド・ファーザー PARTII

ゴッド・ファーザー PARTII        1974年

フランシス・コッポラ監督

物語

 幼いビトーが青年となり、やがてファミリーを築くまでの物語と、父のあとを継ぎドンとなったマイケルの、父がそうであった頃と全く変わってしまった時代の中でのドンとしての苦悩と復讐の物語を、巧みに交差しながら展開していく。

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アカデミー賞で、作品賞・監督賞・助演男優賞・脚色賞・作曲賞・美術賞を受賞した。アカデミー賞史上唯一の作品賞I・II 連続受賞。

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前作でファミリーを継いだマイケルの後日談と主人公マイケルの父、ビトー・コルレオーネの青年期という前日談の二つのドラマが並行して進行します。

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シチリアの移民からマフィアの組織を作り上げた父親ビトーの興隆と対象的に、受け継いだファミリーが壊れていくマイケルの孤独と苦悩が描かれます。

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重厚なコッポラ監督の演出、アル・パチーノロバート・デニーロらの名演技が素晴らしい。

特にロバート・デニーロは、前作のマーロン・ブランドの演技を研究して青年時代のビトーを演じていました。声まで似せる役作りは恐れいります。

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複雑なドラマ構成で、しかも長尺。僕の「食わず嫌い映画」の一つでしたが、遂に鑑賞。

悔しいが、やはり傑作。もっと前に観ておけば良かったな。

※今年267本目の映画鑑賞。

サウンド・オブ・ミュージック

サウンド・オブ・ミュージック      1965年

ロバート・ワイズ監督

物語

1938年のオーストリア、院長の命により厳格なトラップ家へ家庭教師としてやって来た修道女マリア。彼女の温かい人柄と音楽を用いた教育法で、七人の子供たちはマリアの事が好きになるが、父親であるトラップ大佐とマリアの衝突は絶え間なかった。だが、次第に大佐に惹かれている事に気づき悩むマリア。やがて大佐の再婚話が持ち上がり彼女は傷心のまま修道院に戻るのだが……

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第38回アカデミー賞で作品賞、監督賞、編集賞、編曲賞、録音賞の5部門を獲得した。「ドレミの歌」「私のお気に入り」「エーデルワイス」など数々の名曲が有名なミュージカルの傑作。

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「午前十時の映画祭」で上映中。劇場で鑑賞してきました。

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作品は実在したマリア・フォン・トラップさんの自伝をベースに作られたそうです。(下の写真が本人)

マリア役を演じたジュリー・アンドリュースは美声の持ち主で、4オクターブも音域があったそうです。女優としても、本作を含めてアカデミー賞に三回もノミネートされ、メリーポピンズで主演女優賞を獲得しています。

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マリアと子どもたちの交流や、トラップ大佐とマリアのロマンス、スリリングなナチスからの逃亡劇。見所の多い映画です。

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ザルツブルク市街やミラベル庭園。ザルツブルクモーツァルトが育った町。映画でも市民音楽祭のシーンがありますが、音楽が生活に根付いていますね。

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本当に素晴らしい映画でした。これはスクリーンで見れて良かったな。(興味のある方はお見逃しなく。)

※今年266本目の映画鑑賞。