誰も見たことはないのだが、不思議にも宇宙人には世界共通のイメージがある。
🐙タコ型宇宙人
1898年にH.Gウェルズが発表した「宇宙戦争」に出てきた火星人だ。
トライポッドという三本足の戦闘機械が出てきます。周辺には熱線を放射し焼き払い、遠隔地には毒ガス弾を砲撃します。1898年は第一次世界大戦前、ライト兄弟の初飛行もまだの時代、想像を絶する攻撃力です。
世界で初めて宇宙人との戦争を書いた小説に出てくる恐ろしい宇宙人のイメージは世界に定着した。
👽グレイ型宇宙人
今は、エイリアンというと、このイメージですね。
小柄で頭部が大きく、灰色の肌、大きな目と小さな鼻と口がある。肌の色からグレイという名前までつけられている。
アメリカで最初のUFO誘拐報道「ヒルズ夫妻誘拐事件」で夫妻が証言した宇宙人のイメージから広まったらしい。
この夫妻の証言から、グレイはレチクル座ゼータ連星から来たことまで判明している。地球からの距離39.1光年。(笑)
1961年のヒルズ夫妻誘拐事件の前からグレイ型のエイリアンのイメージはテレビや報道にあったようだ。エイリアンの写真として有名な、メキシコで捕獲された宇宙人もこの系統。
これはドイツの週刊誌「 Neur Illustrierte 」1950年4月1日号に掲載されたエイプリル・フール記事でした。
オリジナルを遡っていくと、驚くことに、これもH.Gウェルズに行き着く。彼は1901年に発表した「月世界探検」で 、灰色の肌を持ち、大きな頭と大きな黒い目を持った月世界人を描いている。
月世界人は蟻をイメージしていて、グレイの特徴的な目は、昆虫の目が起源のようです。
最終的にグレイ型宇宙人のイメージを定着させたのは、やはり 「未知との遭遇」でしょう。この映画はいろいろな意味でエポックメーキングな作品ですね。
🦎トカゲ型宇宙人(レプテリアン)
タコ型宇宙人やグレイ型宇宙人に比べて、知名度は落ちますが、トカゲ型宇宙人が結構有名です。彼らは人間社会(支配層)に紛れて、既に人類を支配しているそうです。
ビジター
爬虫類はビジュアルから怖いですね。
レプテリアンは、一説では、6500万年前に絶滅したと言われる恐竜から進化して宇宙へ進出した種族で、旧約聖書のエデンの園でイブをたぶらかした蛇もレプテリアンであり古くから人類社会に潜んでいるとのこと。
ロバート・E・ハワード/シャドウ・キングダム
ビジュアルイメージは1929年頃には出始めています。