ジョーズ 1975年
スピルバーグ監督の作品で初めて観たのはジョーズだった。ジョーズは大ヒットして社会現象までになった。
見せない演出
ジョーズの映画でサメが出てくるシーンは少ない。カメラはジョ-ズの視線で泳いでいる人に近づいていく。ジョン・ウィリアムズの音楽がジョーズの接近を知らせる。ギリギリまでサメを見せないことで、かえって恐怖感が増す。観客の想像力を利用した演出なのだ。
もっとも、この見せない演出は、機械仕掛けのサメを使って撮影していた事情にもよるらしく、スピルバーグはインタビューで。「もし当時CGがあったら、サメが出てくるシーンが9倍増えて、映画は駄作になっていただろう。」と言っている。
動物パニック映画
動物が人を襲う映画と言えば、ヒチコック監督の「鳥」だろう。スピルバーグも、この映画を意識して「ジョーズ」を作ったと思われる。
ジョーズの大ヒットで、動物パニック映画が続々と作られた。(懐かしいタイトルだ)
グリズリー 1976年
オルカ 1977年
テンタクルズ 1977年
ピラニア 1978年