海外特派員 1940年
物語
第二次世界大戦の危機が叫ばれるヨーロッパ。アメリカの新聞記者ジョニーは、国際平和条約を提唱するオランダの政治家ヴァン・メイアと英国の平和運動の指導者フィッシャーを取材するためロンドンに赴く。フィッシャーとその娘キャロルに会ったジョニーは、ヴァン・メイアを追ってアムステルダムで開かれる平和会議に向かう。そこで彼が目撃したのは、ヴァン・メイア暗殺の現場であった。
ヒッチコックのハリウッドにおける二作目のサスペンス映画。アカデミー賞で6部門にノミネートされる。
議事堂前で暗殺されるヴァン・メイア。海外特派員としてヴァン・メイアを取材しようと現場に来ていたジョニーは、犯人を追って事件に巻き込まれていく。
車で逃走する犯人を追って、風車のある村へ。ジョニーはここで、死んだはずのヴァン・メイアに会い、事件の真相へと近づいていく。
主演ジョエル・マクリー。
ヒチコックはゲーリー・クーパーに主演依頼をしていたが、当時スリラー映画は二流扱いだったため断られた。ゲーリー・クーパーは公開された映画を観て主演を断ったことを後悔したそうだ。
ヒロイン役ラレイン・デイ。当時19歳。この映画の出演で脚光をあびる。
ハラハラドキドキの見せ場がたくさん。ヒチコックのアイデアが詰まったサスペンスの名作ですね。
※今年263本目の映画鑑賞。