タクシー ドライバー 1976年
物語
タクシー運転手のトラビスは、大統領候補の選挙運動員ベッツィに心を惹かれる。だが、デートは失敗。そんな折、トラビスは13歳の売春婦、アイリスと出会い、足を洗うよう説得する。トラビスは使命を感じ、アイリスのいる売春宿に向かったのだが…。
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アメリカン・ニューシネマの最後期の傑作。アメリカン・ニューシネマって、安近短なイメージを持っているが、本作は重厚でムーディーな感じ。カンヌでパルムドールを受賞するなど、ニューシネマの域を超えた作品でした。
(なんと)ジョディ・フォスター
スコセッシ監督の映像センスが凄くて、トラビスの孤独感や狂気に引き込まれてしまう。若い時に観ていたら、何か間違いを犯したかも。事実、この映画を繰り返し観たジョン・ヒンクリーはジョディ・フォスターのストーカーになり、挙げ句の果ては、レーガン大統領暗殺未遂を起こしている。R30指定の映画だ(笑)
銃撃戦後のエンディングには解釈論があるようだが、僕はそのままに観た。彼は世間から認知され孤独から解放されたのでろう。爽やかなエンディングだ。
※今年108本目の映画観賞 。久々にガツンとくる映画だった。