スミス都へ行く 1939年
物語
上院議員の急死により、後任議員の指名が行われることに。ペイン上院議員ら政財界の黒幕たちは、自らの思い通りに動かせる適任者を探し、ボーイスカウト団長のスミスを選ぶ。かくして議員となったスミスはワシントンに乗り込み、女性秘書サンダースの支えで職務に挑む。手始めに故郷の渓谷に少年キャンプ場を建設する法案を提出しようとするが、ペインらのダム利権に触れる内容だったため、裏から邪魔されてしまう。
フランク・キャプラ監督の1939年の作品。政治の腐敗を風刺し、アメリカの民主主義の理想を謳い上げる名作。第12回アカデミー賞では11部門にノミネートされ、原案賞を受賞した。
この映画の見せ場はスミスが行うフィリバスター(議事妨害)です。
米上院では議員の発言時間に制限が課されず、席に座らず立ったまま演説を続ける限り、何時間でも演説し続けられるという伝統があり、フィリバスターとは、このルールに基づき審議を引き延ばすものです。嘘みたいですが、2013年9月に、テッド・クルーズがオバマケアに反対する立場から、21時間以上にわたるフィリバスターを行うなど実際にある議会戦術のようです。
ジェフ・スミス( ジェームズ・ステュアート)
サンダース秘書 ( ジーン・アーサー)
ジム・テイラー( エドワード・アーノルド)
この映画は俳優が皆、素晴らしい。最高の演技をしています。
リンカーンもいい役者でした。
映画を観ているうちに、だんだんスミスを応援する気持ちになるから不思議。気持ち良くやられた気分です。感動しました。
※今年31本目の映画鑑賞