心の旅路 1942年
マービン・ルロイ監督
物語
第一次大戦の後遺症で記憶喪失になった男は踊り子ポーラに助けられる。二人は愛し合い結婚。出先のリバプールで交通事故に遭った彼は昔の記憶を取り戻すが、ポーラと暮らした日々を忘れてしまう。実業家となった彼を見つけたポーラは秘書として近づき、真実を伝えようか迷うが...
原作は「失われた地平線」、「チップス先生さようなら」などのジェームズ・ヒルトン作の小説。
記憶を喪失した男とのラブロマンス。記憶喪失を題材にした映画はたくさんありそうだが、これがオリジナルかな。
秘書として実業家チャールズ・レイニア(スミス)に近づくポーラ。しかしスミスはポーラを見ても何の感情も示さない。彼女は悲しみに打ちひしがれるが、いつか記憶を取り戻すことを信じて秘書業務に励む。
そしてスミスは国会議員になる。社会的な体裁のためにポーラに形式上の夫婦になって欲しいと頼む。残酷な申し出にポーラは深く傷つくのだった。
ある事をきっかけに記憶を喪失していた頃を次第に思い出す。スミスは断片的な記憶をたぐりながら遂にポーラと暮らした家に着く。
ラストシーンがいいんだな。心に残る名画。感動しました。👏
※今年37本目の映画鑑賞。