ア・フュー・グッドメン 1992年
ロブ・ライナー監督
物語
キューバを臨む米軍海兵隊基地で、殺人事件が発生。その弁護を担当するのはハーバード出身の弁護士キャフィ、海軍内部調査官ジョアン・ギャロウェイ少佐、そして助手のサム。調査から浮上したのは”コードR(レッド)”という隠語は、劣等兵への“しごき”を暗黙了承する集団リンチのことだった。
だが、真相発覚を恐れた基地の総司令官ジェセップ大佐の陰謀により調査は暗礁に。一度は挫折したキャフィだが、真実を立証するために法廷で堂々と闘うことを決意し、巨大な権力に立ち向かう…
軍事法廷を扱ったサスペンス映画。アーロン・ソーキン脚本の舞台をトム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、デミ・ムーアら豪華キャストで映画化した。3000万ドルの制作費で作られたが1億4000万ドルの興行収入をあげたヒット作となる。
豪華キャストを売りにした映画って、看板倒れで、がっかりするものも多いけど、本作は、いい感じにキャラが立っていた。
特にジェセップ大佐を演じたジャック・ニコルソンは迫力があって作品全体を引き締めていましたね。まさに名優。
彼が放った「You can't handle the truth!(『おまえに真実は分からん!』)」のセリフはアメリカ映画の名セリフベスト100において29位にランクインされているそうです。
キャラの作り方、正義vs巨悪、そして逆転劇。どこか「半沢直樹」みたいな… コマーシャルで、”浅い”感じもするが、それでも面白いものは面白い。
※今年189本目の映画観賞
追記。タイトルの意味
タイトルの「ア・フュー・グッドメン」は、海兵隊の募集コピーからとったものだそうです。
“海兵隊は少数たる精鋭を求めている”
ずっと”数少ない善人=悪人ばかり”の映画だと思っていました。笑