わたしは、ダニエル・ブレイク 2016年
ケン・ローチ監督
物語
59歳のダニエルは、イギリス・ニューカッスルで大工の仕事に就いていたが、心臓の病でドクターストップがかかる。失職した彼は国の援助の手続きを進めようとするが、あまりにもややこしい制度を前に途方に暮れる。そんな中、ダニエルは二人の子供を持つシングルマザーのケイティと出会う。
福祉の切り捨てで困窮するイギリスの社会底辺を描いた作品。第69回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞。文部科学省特別選定作品。
この映画は切ない。
イギリスの話だけど、ちょい先の日本を見ているようで恐い。世界中で起きている格差の問題を考えさせられる。
貧乏人「最低賃金を上げろ」
金持ち「お前らの貪欲が経済を破壊するのだ。」
「なんか文句あるか?」
僕は社会主義者でも共産主義者でもないけど、行き過ぎた資本主義にも疑問を感じるね。
暗く重たい内容ですが、いい映画でした。
※今年262本目の映画鑑賞。
遂に、262本!(イチローの偉業を思いつつ)