彼女が消えた浜辺 2009年
アスガー・ファルハディ監督
物語
テヘラン近郊の海辺のリゾート地にバカンスに訪れた男女の中に、セピデーが誘ったエリもいた。 トラブルに見舞われながらも初日は楽しく過ぎ、2日目に事件が起きる。海で幼い子どもがおぼれ、何とか助かったものの、エリの姿がこつ然と消えてしまっていたのだ。
イランで年間興行収入2位のヒット。2009年ベルリン国際映画祭 最優秀監督賞(銀熊賞)受賞したミステリー作品。
三家族のバカンスにカスピ海に連れてこられた保育士エリ。子どもが海辺で溺れて大騒ぎになっている隙に行方がわからなくなる。エリは子どもを助けに海に入って溺れたのか?それとも…?
いなくなったエリをきっかけに崩れていく人間関係、さらにエリの婚約者が現れるのだが…
「僕桐島、部活やめるって」系かな。僕はあまり好きではないけど、”巧い”映画ですね。
バカンスに海に行って騒ぐ家族とかメディアで取り上げられるイスラム国家のイメージとは少し違いますね。
望まない結婚よりも自由を欲しがったエリ。イランでヒットした理由もそのへんかな?
※今年5本目の映画鑑賞。