金魚のうたた寝

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音楽散歩🚶‍♀️ウェルカム・2・アメリカ

ウェルカム・2・アメリカ / プリンス

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7/30 発売。2010年にレコーディングされたが、アーティストの意向でお蔵入りになったものです。死後5年を経て完全な新作アルバムとして発売されました。

トラックリスト

1. Welcome 2 America
2. Running Game (Son of a Slave Master)
3. Born 2 Die
4. 1000 Light Years From Here
5. Hot Summer
6. Stand Up and B Strong *
7. Check The Record
8. Same Page, Different Book
9. When She Comes
10. 1010 (Rin Tin Tin)
11. Yes
12. One Day We Will All B Free

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アルバムを鑑賞した感想は、「プリンスらしく、プリンスらしくない…」

佳曲揃いです。歌詞は政治や社会的なメッセージ性の強い内容で、全体的に語りっぽい歌い方、コテコテのミネアポリスサウンドは無くて、十八番のバラードはWhen She Comesの一曲。

R&Bのレジェンドをオマージュしたような曲も目立ちます。アルバムタイトル曲のWelcome 2 America はP-FUNK、Born 2 Die は明らかにカーティス・メイフィールドっぽいし、Check The Record やSame Page, Different Book はスライ・ストーンかな…。

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ファンとして、アーティスト自身が製作した完全なアルバムが聴けたのは嬉しいですが、ただ「アーティスト自身がお蔵入りにした」という点は気になります。アルバムの出来映えは素晴らしくて発売を思い止まらせた理由は全くの謎です。

想像するにアルバムの渋さかな…いぶし銀のアルバムはプリンスのイメージとは違うな。プリンスのブランドはパープルとゴールドだよ。

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