おばあちゃんの家 2002年
イ・ジョンヒャン監督
物語
母親が仕事を見つけるまで、田舎のおばあちゃんと暮らすことになった7歳の少年。耳が遠く、口もきけないおばあちゃんをバカにしていた少年だったが、精一杯尽くしてくれるおばあちゃんに次第に心を開いていく…
ユ・スンホ主演。400万人の観客を集め、韓国のアカデミー賞にあたる賞を受賞した。
少年サンウ役を演じたユ・スンホは韓国では「国民の弟」と言われた名子役だったそうですが、今はすっかりイケメン俳優さんですね。
おばあちゃん役のキム・ウルブンさん、76才で初めて映画に出演したとのこと。今年4月に95才でお亡くなりになったそうです。
わがままなサンウを無条件に愛しみ世話をするおばあちゃん。「のび太のおばあちゃん」を思い出しました。おばあちゃんの孫に対する愛情って普遍的なものがあるのかもしれませんね。
おばあちゃんは聴力障害のようで口も聞けません。加えて文盲のようです。服も小汚くて乞食のようで荒らやに住んでいます。
急速な経済発展をした韓国。都市と地方の経済格差、祖母と孫の世代間格差のカリカチュアがあるのでしょうが、その貧困ぶりが気になりました。
こんなおばあちゃんを一人にしておき、さらには身勝手に孫を預けてしまう娘(サンウの母)が信じられません。😱 ほのぼのとした映画でしたが、カルチャーギャップありますね。
※今年71本目の映画鑑賞。