ダイナマイトどんどん 1978年
岡本喜八監督
物語
昭和25年、北九州一円では昔かたぎの岡源組と新興の橋伝組の抗争が激化し一触即発の状態となった。事態を憂慮した小倉警察署長は、抗争を民主的に解決するために野球大会を提案した……。ヤクザならではの必殺技を繰り出し、試合は負傷者続出の白熱した展開となり……
岡本喜八監督。菅原文太主演。終戦直後に北九州でヤクザ同士が野球をやったという話をもとに作られたドタバタ喜劇。
主演の菅原文太、北大路欣也、宮下順子。豪華な俳優陣。宮下順子さんはロマンポルノでも活躍した女優さんで艶っぽい演技が良かった。
田中邦衛やフランキー堺など脇役も豪華でセットや大勢のエキストラなど製作費もそれなりにかかってそうだが興行的には失敗したようだ。考えれば、任侠×野球いう組み合わせは、大人には漫画的だし、若者にはオヤジ臭い。ヒットしないのも無理はない。
岡本喜八監督に興味を持って鑑賞しました。大好きな俳優らの熱演、内容もユニークで面白かったですが、反面、行き過ぎて馬鹿馬鹿しい、くだらない…という感じもあり、なんか微妙な作品でした。
※今年76本目の映画鑑賞。
