金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

風の谷のナウシカ

風の谷のナウシカ   1982年

宮崎駿 監督

物語

海から吹く風によって腐海の毒から守られている「風の谷」。ある日、虫に襲われた輸送飛行船が風の谷に墜落する。船内には、「火の七日間」と呼ばれる最終戦争で地球を壊滅させた「巨神兵」の核が積まれていた。やがて巨神兵をめぐる闘争が勃発し、風の谷の王妃ナウシカも陰謀渦巻く戦乱に巻き込まれる。

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金曜ロードショーで久しぶりに「風の谷のナウシカ」を観ました。劇場公開の時に映画館で観てその後何回もビデオで観ていますが、実に40年以上経っても褪せない魅力のある作品だなと思います。

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カリオストロの城」の興行的な失敗からアニメーター引退も考えていた宮崎駿の起死回生の作品となった「ナウシカ」ですが、プロデューサーの高畑勲から30点と採点されて、宮崎駿が激昂したエピソードが知られています。何故そこまで酷評するかと思いますが‥。

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僕はナウシカの神話的な演出に違和感があります。「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし」とか語るのですが、ファンタジー世界の神話ってフィクションの二段重ねみたいで納得感がなかった。宮崎駿監督本人も「ナウシカが蘇る宗教的な結末」は気に入らなかったが他に感動的な結末が思いつかなかった」と物語の終わらせ方に苦労したことを新聞のインタビューに答えています。

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巨神兵を作画した庵野秀明ナウシカの続編を映画化したいと宮崎駿監督に繰り返し申し出ており、とうとう宮崎駿が許可したという噂も‥。「シン・ナウシカ」いつ観れるのでしょうかね。

おしまい。