シチズンフォー スノーデンの暴露 2014年
スノーデン氏のドキュメンタリー映画。今更だが政府による通信傍受について勉強した。犯罪やテロ対策という名目で、市民監視のシステムが作られており、そのパワーは圧倒的になっている。
学んだこと‥
①アメリカ情報機関は、特定の犯罪者だけでなく、一般人も含めた全ての通信情報を傍受している。 これは既に常識か。
②日本など同盟国も監視対象になっている。盗聴情報は犯罪や防衛だけでなく、通商や民間の商取引にも利用されている。
ドイツはメルケル首相の電話も盗聴された。
↑なんだこの顔、日本人を舐めてるよね。
③ネットや通話は全て監視されている。本人が犯罪や反政府活動とは無関係でも、監視対象者の知り合い(そのまた知り合い)ということで捜査の対象となりプライバシーが侵害される可能性がある。
④携帯やカメラ付きのPCは、電源を落としていても遠隔操作により起動、盗聴や盗撮に利用される。
盗撮犯罪にも利用されるので、カメラは塞いでおくのが良いそうです。
どういう社会になるのだろう? 13億人の国民を監視下に置いている監視先進国、中国から学ぼう。
①ネットへの書き込みが監視される
陳守理さんは、中国政府高官が絡んだ三角関係に関するジョークをチャットに投稿後、当局に拘束された。
②特定のキーワードは検索できない
政府に都合の悪い情報には一切アクセスが出来ない。中国は世界報道の自由ランキングで180国中、176位である。現代の焚書坑儒。
③監視カメラで国民を監視する
顔認識システムにより、5万人のコンサート会場から指名手配の犯人を特定し逮捕した。
赤信号を無視して横断歩道を渡ると、その人の名前と、違反した様子を写したビデオが道路脇に設けた大きなディスプレーに映し出される。
米情報機関は中国製スマホ「使うな」と勧告 情報流出の恐れを指摘。メールも盗み見される。
でも、アメリカ製のスマホは安全か?
暗い気分で、おしまい。
※今年62本目の映画鑑賞