金魚のうたた寝

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もやもや日記: 怒りのアフガン

アフガン首都、90日以内陥落の恐れ タリバン攻勢で想定変更―米報道

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米軍撤退でアフガニスタンタリバンが攻勢を強めている。地図で見ると、ほとんどタリバン支配下。政府軍30万に対して、タリバンは、1/3以下だが、士気の劣る政府軍は敗退するとアメリカは予想している。

残酷なタリバンが政権をとったら、政府軍や米軍に協力した者はどんな目に合うのか…、考えるとおそろしい。内戦の激化でまた何十万人の難民が出るかもしれない。

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歴史を振り返れば、2001年、同時多発テロから始まるアフガニスタン戦争。米軍はアルカイダタリバンの掃討作戦を「不朽の自由作戦」と名付けたが、結果は20年で米国の敗北…

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本人は殺害されたが、戦争はビンラディンの勝利で終わったということになる。

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オバマ、トランプ、バイデン、民主党だろうが共和党だろうが、アフガン撤退の方針に変わりはない。米軍が撤退した後のアフガニスタンがどうなっても構わないのだ。

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無理もない。20年に及ぶ駐留でアメリカの戦費は7700億ドル(約88兆円)、負傷兵の治療費などめ含めると数倍のコストになるという。米軍も死者を出し続けてきた。これ以上、駐留し続ける余裕がないのだ。莫大なコストをかけたが、結局、中東に親米・民主主義政権を樹立する目的は果たせなかった。

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怒りのアフガン・ランボーはまた孤独な帰還兵になる。

おしまい

 

追記

記事を書いてから僅か3日。8/16 早くもタリバンが首都カブール陥落した。

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タリバンを逃れようと必死のアフガニスタン市民が飛行機によじ登ろうとする。

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中国がいち早くタリバン政権を承認。友達ができて良かったね。