イントゥ・ザ・ワイルド 2007年度
ショー・ペン監督
物語
大学を優秀な成績で卒業したクリス(エミール・ハーシュ)は車や財布を捨て、自由を手に入れるための放浪の旅に出る。労働とヒッチハイクを繰り返し、アメリカからアラスカへと北上。アラスカ山脈の人気のない荒野へと分け入り、捨てられたバスの車体を拠点にそこでの生活をはじめる。
実話もの。両親や社会への反発から放浪生活を始め、アラスカの荒野で消えた若者の物語。
システム化された現代社会に生きる価値を見出せなくなった若者が、実際に、荒野で生きて人生の価値を探そうとする。いろいろ考えさせられる映画だ。
しかし、実話なので仕方ないが不幸な結末。スッキリしない。2000年代のアメリカン・ニューシネマとして観るべきかも知れない。
辛口批評になるが、演出はありきたり、3時間近い長尺で退屈。レビューでは高評価だが、僕的にはイマイチな印象。
※今年174本目の映画観賞