第9地区 2009年
地球に難民としてやってきたエイリアンと、それを抑圧する人類の対立をドキュメンタリー風に描いた作品
物語
南アフリカ上空に、正体不明の円盤型宇宙船が姿を見せる。その宇宙船には大量のエイリアンが乗っていた。彼らは地上に住むことになり、第9地区を形成する。数十年が過ぎた後、"エビ"と軽蔑をこめて呼ばれるエイリアンの居住区をもっと郊外へ移すべきとの意見を受け、超国家機関MNUはエイリアン強制移住計画を実行することになる。
登場するエイリアンが気持ち悪い。劇中は「エビ」と呼ばれている。斬新だ。
理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士は宇宙人とのコンタクトについて、「エイリアンが地球に来たらコロンブスの米大陸上陸時のような先住民族大虐殺が起きる」と警告している。
高度な科学文明を持つエイリアンが、ちっぽけな地球を侵略したり、わざわざ人類を大虐殺したりする必要性はないと思うのだが、「第9地区」を観て、人類とエイリアンが戦争する理由って、単純に、嫌悪感かもしれないなって思った。
テラフォーマーズ(読んでないけど・・・)のヒト型ゴキブリもこの分類だけど、共存なんて無理、無理って感じだよね。