浮雲 1955年
成瀬巳喜男 監督
物語
太平洋戦争のさなか、ベトナムの占領地ではぶりをきかせていた富岡(森雅之)が事務員のゆき子(高峰秀子)と結ばれる。しかし戦後帰国した彼には妻があり、やがて女は外国人の愛人にまで堕ちていくが、それでもふたりは別れられないままズルズルと関係を続けていく…
成瀬巳喜男監督の最高傑作と言われる作品。戦前から戦後という時代背景で、どうにもならなくなった男、そうと知っていながら男を諦められない女を描いた作品。男女の愛は理屈ではないのですね。大人の映画でした。
※今年169本目の映画観賞。