駅馬車 1939年
ジョン・フォード監督
物語
1885年、アリゾナからニューメキシコへ向かう駅馬車に、騎兵隊の夫を訪ねる妊娠中の妻ルーシー、酒に目がない医者ブーン、町を追放された酒場女ダラスなどそれぞれに事情を抱えた男女8人が乗り合わせる。途中、お尋ね者のリンゴ・キッドも乗り込んだ…
原題は「Stagecoach」、邦題「駅馬車」は当時ユナイト日本支部の宣伝部に勤めていた淀川長治さん。会社は最初「地獄馬車」なんて題名をつけたので、淀川さんが大反対したそうです。
アリゾナからニューメキシコに向け駅馬車は荒野を走る。インディアンにいつ襲撃されるか分からない恐怖の中、乗り合わせた男女の織り成す人間模様が描かれる。
主役のリンゴ・キット(ジョン・ウェイン)は家族を殺した無法者に復讐する目的で、駅馬車に乗り込むことになる。
最大の見せ場は、インディアンの襲撃シーン。これがド迫力。一歩間違えれば事故が起きそうな危険なアクションシーンが見れます。
この映画のクライマックスはリンゴと三人の無法者の対決、そして駅馬車で乗り合わせたダラスとのロマンス。ダラスはリンゴの死を恐れて無法者との対決を止めるよう言うのですが、リンゴはこれを聞かず対決の場に赴くのでした。
感想は一言、面白い! 西部劇の傑作ですが、エンターテーメントのお手本のような映画でした。
※今年18本目の映画鑑賞。