ドライブ・マイ・カー 2021年
濱口竜介監督
物語
舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。
村上春樹の短編小説を原作にした作品。カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したほか、第94回アカデミー賞では日本映画史上初となる作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門でノミネートされ話題です。劇場に観に行きました。
予告編にありますが、妻を亡くし喪失感を抱えて生きる男と、ある過去を持つドライバーの女の物語です。ネタバレしないようストーリーの紹介はこの程度にしますが、喪失感やとりかえしのつかない過去に人はどうやって向き合うべきなのかが作品のテーマです。
主演の西島秀俊さん、三浦透子さん、素晴らしかったです。役に魂が入っていました。
3時間の長尺ですが、登場人物の関係の変化が丁寧に描かれた緻密な脚本で納得の3時間。カンヌやアカデミー賞で話題になるだけのことはあります。素晴らしかった。👏
※今年3本目の映画鑑賞。