愛情物語 1984年
角川春樹監督
物語
ミュージカル女優志望の少女・仲道美帆は舞台「カーテン・コール」のオーディション合格を目指すが、実は3歳のころから本当の親ではない治子に育てられてきた。美帆には毎年の誕生日、名無しの送り主からバラが届いていたが、子どものころから持っていた赤いトゥシューズが彼女の足に合う時が来たら、送り主を捜しに行っていいという約束を治子としており、その時が来た今、美帆は全国で父を捜す旅に出発する。
原作は赤川次郎。原田知世出演、角川春樹が自らメガホンを取った。薬師丸ひろ子の「メイン・テーマ」と併映。
またまた角川映画。「メイン・テーマ」と併映された「愛情物語」。原田知世は角川春樹のお気に入りで、大林宣彦と原田知世の仲に嫉妬してメガホンを自ら取ったそうだ。
ミュージカルのダンサーを目指す少女。マイケルジャクソンのミュージックビデオのようなダンス。1983年に公開されたフラッシュダンスから影響を受けてますね。原田知世がプロのダンサーに混じって懸命に踊っている姿が可愛い。
物語も原田知世と渡瀬恒彦のロードムービーみたいな感じがいい。冗長なダンスシーンを削ってドラマを多くした方が良かっただろう。
ちょっとボーイシュで笑うと可愛い原田知世。今までとは違うタイプのアイドル。角川春樹は監督としては評価はできないが、タレントを発掘する力はありましたね。
※今年43本目の映画鑑賞。