金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

さかなのこ

さかなのこ      2022年

沖田修一監督

物語

毎日魚を見つめ、その絵を描き、食べ続けても飽きないほど魚が大好きな小学生の“ミー坊”。わが子が少々変わっていることを父親が心配する一方で、母親は彼を温かく見守り応援している。高校生になっても相変わらず魚に夢中なミー坊は、町の不良とも仲が良く、いつの間にか周囲の人々の中心にいるのだった。やがて、一人暮らしを始めたミー坊(のん)はさまざまな出会いを経験し、自分だけが進むことのできるただ一つの道を突き進んでいく。

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さかなクンをなんと、のんが演じる「さかなのこ」観てきました。監督は、「南極料理人」「子供はわかってあげない」の沖田修一監督。

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「男か女かはどっちでもいい」と映画の冒頭でスクリーンに掲げられ、さかなクン(劇中ではミー坊)を女性が演じる。幼少期を演じた子役(西村瑞季)が可愛らしい。

大人になったミー坊を演じるのは、のん、能年玲奈さん。さかなクンを見事に演じていた。いや、役づくりとかではなく役になりきっていましたね。のんの底しれない才能は「ジェジェジェ」で「ギョギョギョ」です。

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ミー坊の個性を否定せず、温かく育てたのお母さん(井川遥)、大人になってからミー坊に長い間の秘密を打ち明けます。(笑えました)素敵なお母さんでした。

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コミカルでリラックスして観れる映画ですが、さかなクンの存在がファンタジックなのですかね、演出もファンタジックで良かったです。のんの演技は脱帽もの。

※今年57本目の映画鑑賞。