キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 2023年
物語
1920年代、オクラホマ州オーセージ郡。先住民であるオーセージ族は、石油の発掘によって一夜にして莫大な富を得た。その財産に目をつけた白人たちは彼らを巧みに操り、脅し、ついには殺人にまで手を染める。
ジャーナリストのデビッド・グランがアメリカ先住民連続殺人事件について描いたベストセラーノンフィクション「花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」を原作に、「フォレスト・ガンプ 一期一会」などの脚本家エリック・ロスとスコセッシ監督が共同脚本を手がけた。劇場公開中。
記事の引用だが、初めの脚本はたFBIエージェントの視点で物語を語られていたが、レオナルド・ディカプリオのダメ出しで、オセージ族のコミュニティ内から事件を描かれることになり、主人公も第一次世界大戦から戻った退役軍人のバークハートに変更された。
脚本の転換は当たりで、アメリカの黒歴史とも言える重たいテーマを扱いながら、サスペンスやロマンスなどを織り込んだ巧みな作品で、3時間以上の長さだが弛みなく鑑賞できます。
スコセッシ監督はレオナルド・ディカプリオを主演にした次回作の製作を語っている。80才を超えて衰えない意欲と才能、凄いです。
※今年29本目の映画鑑賞。