ゴジラ -1.0 2023年
山崎貴監督
物語
終戦間際の1945年。特攻隊のパイロットだった敷島は、着陸した大戸島でゴジラに遭遇する。零戦の機銃でゴジラを攻撃する機会があったが、恐ろしさで機銃のを撃てず、島を防衛していた多くの兵士を死なせてしまう。戦争が終わり東京へ戻る敷島。バラック街で知り合った典子との生活が始まる。廃墟と化した街も少しずつ復興し生活も落ち着いてくるのだが、敷島は死なせてしまった兵士とゴジラが、脳裏から離れなかった‥
ゴジラ国産映画30作目。監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴、主演は神木隆之介、浜辺美波。
本日公開のゴジラ新作。庵野秀明の「シン・ゴジラ」から7年ぶりの新作。山崎貴監督も前作をかなり意識したらしく、庵野秀明とのトークイベントで製作のオファーを受けた際に「正直『シン・ゴジラ』の後かよって(笑)。ぺんぺん草も生えていないのに、普通は誰もやらないですよ」と率直に語っている。
巨神兵のようなゴジラ、シンジを思わせるような敷島、ワダツミ作戦、綾波のような典子の包帯姿‥映画の至るところに庵野秀明をオマージュしたようなシーンがあるが、このオマージュには庵野秀明へのリスペクトと、庵野秀明から逃げないで「シン・ゴジラ」を超える作品を作ろうとした山崎監督の意気込み感じます。👏
ゴジラ映画って、ゴジラが登場する特撮シーンがメイン、ドラマはおまけ、みたいな感じですが、本作はドラマがしっかりして面白いです。作品的には大人が楽しめるレベルですが、反面、怪獣映画を楽しみに劇場に来た子供は取り残されてしまうかもしれないなと思いました。
※今年30本目の映画鑑賞。