金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

雑記 : アタック25 放送終了😭

46年歴史に幕「アタック25

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今日9/26 子供の頃から放送されていた「アタック25」が終了…。最近、見ていませんでしたが、長寿番組の終了は寂しい。思わず投稿。

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本日ラストのクイズは人物当てで、解答は「秦の始皇帝」というサービス問題でした。どうせなら初代司会者の「児玉清さん」をクイズにすれば良かったのにな。

 

クイズ番組×山下毅夫

アタック25のテーマ曲はルパン三世1stシリーズの音楽を担当した山下毅夫さんが作曲していたのですね。

アタック25

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山下さんは、他に「タイム・ショック」や「霊感ヤマカン第六感」などのクイズ番組に印象的な音楽を提供しています。

タイムショック

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霊感ヤマカン第六感

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どの番組も懐かしいな〜。

おしまい

レヴェナント: 蘇えりし者

レヴェナント: 蘇えりし者   2015年

アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督

物語

1823年、アメリカ北西部。先住民の襲撃を受けたハンターの一団は多数の犠牲者を出し、船を捨てて陸路で逃走することを決断。そんな中、瀕死の重症を負ったガイド役のグラスは仲間に置き去りにされるのだが...

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実在の猟師、ヒュー・グラスを主人公にした壮大なスケールのサバイバル映画。2016年のアカデミー賞レオナルド・ディカプリオが念願の主演男優賞を受賞した。

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ディカプリオの演技凄かった。

役作りにひげを伸ばすのに1年半(笑)はともかく、マイナス26度にもなるようなロケ地(カナダのアルバータ州)で裸になったり、川に飛び込んだり。終盤の終盤、フィッツジェラルドとの殴り合いではディカプリオは鼻を骨折したそうだ。

ディカプリオ自身も役へこだわり、パイソンのレバーを食べるシーンで、スタッフが用意したゼリーではなく、生レバーを食したそうです。映画で"おぇっ"となっています。リアルだ…。

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映画のモデルとなったヒュー・グラスの生還話は、僕は初めて知りましたが、アメリカでは数多くの本やドラマで紹介されている有名な話だそうです。

実際のヒュー・グラスに息子はいなかったそうです。先住民との間の息子がいる設定は主人公をインディアンを迫害した白人と批判されないための脚色です。あと熊に襲われたのは夏でした(熊は冬眠するよね)。実際のサバイバルも壮絶なものだったでしょうが、極寒ではなかったようです。

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イニャリトゥ監督が挑戦した大スペクタクル映画。大自然のパノラマとディカプリオの迫真の演技。凄かった。👏

小さな画面で観てしまいましたが、これは劇場で観るべき映画ですね。どっかでリバイバル上映しないかな?

※今年55本目の映画鑑賞。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 2008年

デヴィッド・フィンチャー監督

物語

1918年、老人のような顔をした赤ん坊が養護施設に置き去りにされた。子供はベンジャミンと名付けられ、成長するにつれ若返っていく。少年期を迎えた彼は、かけがえのない存在となる6歳の少女デイジーと出会う。

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デビッド・フィンチャーフィッツジェラルドの短編小説を映画化。主演はブラッド・ピット。08年度アカデミー賞では最多13部門にノミネートされた。

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ブラッド・ピットがCGと特殊メイクで老いて生まれ、歳をとるほど若返るベンジャミンを演じました。アカデミー賞では美術賞、視覚効果賞、メイクアップ賞を受賞しています。

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フォレスト・ガンプに似ていると思いながら観ていたのですが、脚本はフォレスト・ガンプと同じエリック・ロスでした。だんだん若返る男の生涯を単なる奇譚にせず、愛と感動のドラマに仕上げているのが凄いです。

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脚本だけでなく、デヴィッド・フィンチャーの演出も良かった。公園でデイジーが踊るシーンなんかロマンチックで良かったな(他にもいいシーンがあります)。2時間46分の長さでしたが👍な映画でした。

※今年54本目の映画鑑賞。

御法度

御法度                           1999年

大島渚 監督

物語

画解説・あらすじ
 幕末の京都。時代の流れに逆行し、幕府の非常警察として抗争に明け暮れる新撰組に、惣三郎という新人が入隊する。妖しい魅力を放つ美少年・惣三郎に対し、次第に心を惑わす血気盛んな剣士たち。やがて隊内は、嫉妬や羨望を交えた不穏な空気に包まれるが…

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司馬遼太郎の「新選組血風録」の「前髪の惣三郎」が原作。新撰組で起きた衆道(男色)騒ぎを描いた異色時代劇。松田龍平ビートたけし浅野忠信武田真治らが出演。音楽は坂本龍一が担当した。

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松田龍平大島渚監督に見出されて本作で俳優デビューするのですが、当時16歳、まだ幼さも残る顔つきで妖しいです。親譲りの才能でしょうかね、堂々たる演技でした。

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浅野忠信。惣三郎を衆道(男色)の世界に引きこむ田代彪蔵の役を演じた。豪華キャスティングの中で、あまり目立っていませんが、カッコいいですね。

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実際の新撰組はもっと若いのですがね…。崔洋一近藤勇はともかく、ビートたけし土方歳三はイメージ違い過ぎる。別にリアリティにこだわる必要はないのだけど、新撰組のファンには違和感ありますよね。

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武田 真治の沖田総司はいい。派手なシーンが無いが存在感があった。

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今風に言えばボーイズラブの映画だけど、司馬遼太郎の原作で筋書きも面白い。何より松田龍平を世に出した事は大島渚監督の功績だと思います。本作が大島渚監督の遺作になってしまいましたが、その名に恥じない名作でした。👏

※今年53本目の映画鑑賞

もやもや日記:戸定梨香さん削除

フェミニスト議連に抗議署名4万件 千葉県警が女性Vチューバー出演の動画削除 

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フェミニスト議連の抗議で「削除」された、戸定梨香(とじょう・りんか)さん。

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日本中の萌えキャラに、次は私が削除されるのではないかと不安が広がっています。

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パラリンピックで有名になったバーチャルモデルのimma さんも、「削除ブームが二次元キャラから3Dキャラに及ばないか心配している」とマスコミに語りました…な〜んてね。

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フェミニスト議連の抗議文。

でも4万件もの抗議は千葉県警ではなくフェミニスト議連へ向かいました。

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セーラ服のミニスカが良くないとか…

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ヘソを露出して…

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体を動かすたびに大きな胸が揺れるとか…

なんでも、いやらしい目で見ると、いやらしく見えますけどね…笑。

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そもそも女児を性的対象とするアニメキャラクターではないと思います。制作者の板倉節子さんを支持します。板倉さん、女性じゃないか。

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まあ、萌え絵を不快に思う人もいると思います(万人が好むものではない)が、フェミニスト議連のやり方はタリバンみたいだよね。

おしまい

星になった少年

星になった少年      2005年

河毛俊作 監督

物語

片田舎で動物プロダクションを営む小川家。ある日、母・佐緒里がタイからゾウのミッキーを購入。息子の哲夢はすぐにミッキーと心を通わせていくのだった。そしてまた一頭、ちびゾウのランディがやって来る。しかしランディは、なかなか哲夢の言うことを聞かなかった。そんな時、タイのゾウ使いの話を聞いた哲夢は、タイのゾウ学校への留学を決意。ゾウ使いになることを夢見て、いざ現地へ旅立つのだが…

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ゾウ使いになる夢をかなえながら20歳で事故死した実在の男性、坂本哲夢さんの物語。原作は坂本哲夢の母・坂本小百合のノンフィクション作品「ちび象ランディと星になった少年」。カンヌ映画祭で史上最年少の男優賞を受賞した俳優、柳楽優弥の主演が話題となった。

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泣かせる映画ですね…

タイでの象使いの修行や、母と息子、複雑な家族のドラマなど、なかなか良かった。坂本龍一さんの音楽も素晴らしかった。

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ただ盛りすぎかな…実話を元にした作品って、どこまでが本当か気になるのです。

全てが事実に基づく必要はないと思いますが、タイでの白象の話、滝に落ちそうになる話、ガールフレンド(蒼井優)とか、脚色が過ぎたように感じるな。

※今年52本目の映画鑑賞。

そして人生は続く

そして人生は続く     1992年

アッバス・キアロスタミ監督

物語

イラン北部で起きた大地震は「友だちのうちはどこ?」を撮影したコケール村にも容赦なく襲いかかった。監督は映画に出演した兄弟の安否を確認するため、息子を連れて被災地へと車を走らせる。

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 キアロスタミ監督のコケール3部作の第2作目。地震後、出演した兄弟の安否を確認しに被災地に向かった監督自身の実話を描く。撮影は撮影は地震から半年後に実際の被災地で行われている。

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監督自身の経験を元に作られた映画。ロードムービーやドキュメンタリーの要素もあるが、映画としての演出もあり、地震で生き残った村人たちを応援する作品になっている。

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日本も地震が多い国なので、被災地の悲しみは他国のように思えませんが、震災について「神の御意思」と言いう文化の違い、被災後、一週間しか経っていないのに逞しく生きる人々に驚きも感じました。

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ラストシーンの道、ジグザグ道の演出は3部作に共通のようですが、途中で車が後ろに下がったりしながら、それでも坂の上に向かって行く姿に、被災地の復興への道のりが重なります。

いい映画でした。👏

※今年51本目の映画鑑賞。