キッチン・ストーリー 2003年
ベント・ハーメル監督
1950年、スウェーデンの家庭研究所では、ノルウェーの独身男性の台所での行動パターンの調査を行うことになった。調査員のフォルケは、老年の独身男性イザック宅へ。調査対象とは決して話をしてはいけないという規則だったが、ふたりいつしか話をするようになり、ゆっくりと交流を温めていく。
独身男性のキッチンでの行動を調べるという奇妙な調査、調査員と観察対象の微妙な空気感。スェーデンとノルウェーの微妙な国民意識とか、よく分からないけどユーモラスだ。
些細なやり取りから次第にフォルケとイザックの間に友情が芽生えていく。北欧の人は警戒心が強いとか人見知りをするとか、聞いたことがあるけど情は深いのですね。その辺の感覚は日本人にも近いかも。後半は心温まる物語。地味だけどいい映画でした。
意味ないけど、映画を観た後、ノルウェーとスェーデンの位置を確認してみました。
※今年199本目の映画観賞