オール・ザ・キングスメン 1949年
ロバート・ロッセン監督
物語
ウイリー・スタークスは校舎建築に絡む不正を糾弾したことを機に注目されるようになり、やがて州知事へ立候補する。政界浄化を唱えて理想主義を掲げるが、あえなく惨敗。2度目の出馬でようやく当選する。しかし知事の座を手にした彼はいつしか汚職、賄賂、恐喝などに手を染める政治家へと変貌していた・・・。
実在する政治家、ルイジアナ州元知事 ヒューイ・ロングをモデルとした作品。1949年度アカデミー賞を3部門(作品、主演男優、助演女優)受賞。
ハイウェイや道路の整備、橋や無料の病院建設などで州民の支持を得るが、州の赤字が十倍となり収賄や不正が横行する。1949年の作品だがアメリカの政治腐敗を描いた作品は占領下の日本では公開されなかった。(日本公開は1976年)
↑映画のモデルになったヒューイ・ロング
独裁者ヒトラーもアウトバーンの建設で失業者を救済しドイツ国民の圧倒的な支持で総統になっている。
「 政治は数であり、数は力、力は金だ」金権政治と批判された田中角栄も然り。
トランプ大統領も然り…
なかなかどーして、面白い映画でした。
※今年115本目の映画鑑賞。