土を喰らう十二ヵ月 2022年
中江裕司監督
物語
長野の人里離れた山荘で1人で暮らす作家のツトム。山で採れた実やキノコ、畑で育てた野菜などを料理して、四季の移り変わりを実感しながら執筆する日々を過ごしている。そんな彼のもとには時折、担当編集者である歳の離れた恋人・真知子が東京から訪ねてくる。2人にとって、旬の食材を料理して一緒に食べるのは格別な時間だ。悠々自適な暮らしを送るツトムだったが、13年前に他界した妻の遺骨を墓に納めることができずにいた。
水上勉のエッセイを原案。主演は沢田研二、ツトムの恋人・真知子役に松たか子。料理研究家の土井善晴が、劇中に登場する料理の数々を手がけた。
作家、水上勉のエッセイが原作と知らないで鑑賞しました。どこまでが事実か分かりませんが、子供の頃に禅寺へ小僧として出された話や、晩年は軽井沢のアトリエで暮らしたことは本当のようです。
本物の水上勉。素敵な方だったのですね。原作も読んでみたくなりました。
生命を頂き、身体を養う。
食べること、生きることをテーマにした映画ですが、土井善晴さんの料理も素晴らしくて、なかなか良い映画と思いました。
※今年31本目の映画鑑賞。